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カテゴリ:07~08年冬季壮瞥ルート
今週は全道的に気温が上昇して一気に春の陽射しになってきました。
2週間前は入山時の気温-5度で冬季の雰囲気がありましたが、今日は+5度と極端な暖気模様です。 昨年の今頃、2007年3月18日は寒波と暖気により、積丹岳で雪崩遭難(表層)があり、オロフレでもアイゼンが必要なくらいでした。 例年だと3月~4月に大雪の一度や二度あるのですが気配すら感じられません。 カルルス温泉入口からオロフレ山と羅漢岩の眺望です。 カルルスには6軒の旅館があり、昔から根強い人気がある湯治場です。 オロフレ山から下山後、必ずここで入浴して帰宅します。 出合の沢から30分ほど登り、尾根に上がるとスノーモービルの往復した跡がありました。 傾斜がきつくなり、潅木が混む辺りで引き返していましたがここは許可区域なのかな? 頂上の登りに入る前に1062ピークでいつものように行動食を取ります。 基本的に昼食=行動食という形なので簡単なビスケット類が多いです。 オロフレ山はタコ足のような木が多く腰掛けるのに便利です。 頂上稜線中間部の三角鉄板岩から見た小規模なデブリです。 草付き斜面から崩れ落ちたブロックですが、登りの途中、横から見たところでは高さは1mに満たないものでした。 この斜面は登山ルートではなく登山者には問題ありませんが、バックカントリー愛好者が入る場合、冬季の表層雪崩、残雪期の底雪崩には注意が必要と思います。 最近、入山した登山者が積雪量を測るために穴を掘ったようです。 頂上の積雪は二週間前より10cm減少している程度でほとんど変わりません。 そのため頂上看板もまだ露出しておらず、どこにあるか見当たりません。 このパイプは130cmなので現在の積雪は80cmです。 厳冬期ではお目にかかれない遠望。 函館方面の渡島半島と駒が岳洞爺湖と有珠山ニセコ山系と羊蹄山中間の白い線は日高山脈 今日はスノーシューを履いていないので何ヶ所かシリセードで下ります。 70mくらいの急斜面を左脇に抱えたピッケルで制動を掛けながら一気に。 帰路、振り返って眺めましたが頂上稜線は春山そのものでした。 今日はツボ足で登りましたが、1003ピークから片足がズボッと埋まる部分が多く消耗させられました。 もう少しクラストしていると思ったのですが読みを間違えました。 クラストしていた場所も帰りは膝ぐらい埋まるのでスノーシューがあればと後悔。 頂上以外の融雪が例年以上に、かなりの早さで進んでいるオロフレ山でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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