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RyU先生
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2023.12
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みなさんこんにちはRyU先生です!
以前のRyU先生のblog「子育て応援日記」を見てくださっていた方はご存知かと思いますが、とはいえ久々の【男性保育士】にフォーカスした記事を書いていこうと思います。
【男女共に「保育士」へと呼称の統一へ】
phot:yuuya katagiri
結論を先に書くと「男性保育士」という呼び方(呼称)が無くなる時代に段々となっていくと考えています。
これはジェンダーフリーとか思想の問題ではなく、保育の専門家として「保育士」という呼び方が男女問わず使われるようになる。つまり今ある珍しい・人数比率が少ないというイメージの男性保育士という呼び方がなくなって性別で区分する場合には男性の「保育士」となっていくのではと予想しているのです。そうなって欲しいという希望論も含まれて居ますが・・・・・・
ということで今回は名称の統一までに必要なこと、その後について3つのトピックに分けて書いていきます!
1.保育士に男女差ってある?
2.これから男性の保育士は増加する!
3.呼称が統一されたらばこそ「男性」である強みを!
【1.保育士に男女差ってある?】 そもそも保育士の業務において男女差があるのかと言うと、現場レベルではありません。先生の性別が男性であろうと、女性であろうと担任を持ったり、サブとしてクラスに入ったり、フリーとして色んなクラスの補助に回ったりすることに変わりはないんです。
保育に関しても、男性も女性も食事介助やミルクを作る・与える、寝かしつける、製作を行う、行事の準備・企画・運営をする、子どもを見守り記録や連絡ノートを記入する。保護者対応や個人面談・クラス懇談会なども全て男女差などなく「保育士」として行う当たり前の業務です。
<トイレ介助・オムツ替えについて>
何年か前にある地区町村で「男性保育士のトイレ介助(オムツ交換)」について保護者から非難があり問題になったことがありましたね。これに関しては本当に当事者の保育士と園、そして保護者の方との信頼感に依ってしまうものなのかなと考えています。
実際RyU先生は乳児クラスで担任をしたりサブで入ったりとしましたが、当たり前にトイレ介助を行っていました。一旦保護者の意向というのを置いて考えた時に、「女の子なので代わってください」なんて言っている時間もないという時間的な問題もあります。その代わる時間の間に子どもから一瞬目が離れるリスクが上がります、当然その一瞬のうちに怪我をしたりトラブルになる危険性が出てきます。安全管理の上でもトイレ介助を変わるということには、保育園と言う集団生活の場であるからこそのリスクが伴うのです。
そしてこれは何度も触れているのですが、そうした背景も考えてその上でもやはり、「男性に子どものトイレ介助を行って欲しくない」という意見なのであれば、RyU先生の個人的な見解として、それは園に伝えても良いと考えています。現実的には、現場や園からすれば難しい部分はあるのですが、子ども達が健やかに安心して過ごすには、やはり保護者の方が安心して大切なお子さんを預けることができる環境を整える義務が保育園・保育士にはあると思いますので。
【2.これから男性の「保育士」は増加する!】
男性の保育士は今増加傾向にあり、これからより保育の受け皿の拡大、保育士配置の基準を変えるべきという声が上がる中で、より保育士を志す男性は増えていくと思います。
<保育士の給与や待遇は?>
今は「保育士」という専門職に対する考え方が見直されるようになり、新卒保育士であっても都道府県や地区町村の補助にもよりますが、多くは一般企業の新卒さんと遜色のない待遇を受けることができるようになりました。期間限定で行われた借上げ住宅手当に関しては無くなる施設や減額をして法人が手当を付ける形にシフトする施設とで差が出てくるので、これから就職先を探す方や転職を考えている方はそういった手当てについても質問してみると良いでしょう。
<キャリアアップはできるの?>
まずこれは施設がどのような運営をしているのかによります。今は企業主導型の保育施設が多くあり、大手の保育施設では、施設の数が多いことで当然「園長」、「主任」などの数も多くなります。また、新役職制度が始まっており、それを適用している園では更に「副主任」、「専門リーダー」という中間管理職の様な役職にもある程度まとまった手当てが付くようになっています。更に大手であれば本部スタッフへとキャリアチェンジするなど可能性が広がっている風潮にあります。
このように待遇面やキャリアアップをしていく上でも、現在の保育園というのは以前と比べれば格段に良くなっていると考えられます。
ただし!
現状は人員不足であり、これからより受け皿を拡大すれば人員の補充はしばらくままならないでしょう。しかし、それも少子化などによってそう遠くない未来では保育園の縮小・保育事業からの撤退という問題が必ずやってきます。その中で、人が足りない時には人員拡充に努めつつ自身も保育に入り、保育施設縮小の流れが生まれ始めた時には部下を守る為に新しいサービスを付加したり、保育の質を維持し続けることで保育園を存続させなければならない問題などが出てきます。
社会福祉法人などが運営している場合には、そもそも役職の席が少ないということがあげられます。上記した新役職制度は社会福祉法人でも適応されると思いますのでそれも確認してください。
大分現実味をおびてきたキャリアアップ、沢山の希望が詰まっていますが、反対に体力的な強さや、様々な事態に対応する力、精神力の強さ、保育の質の向上と維持という課題を解決していく持続力も問われることになるでしょう。
待遇に問題がなく、キャリアアップも現実味がある。この二つの事実はどんどん男性保育士の園長先生や主任が増えていることからも、世間に周知されやすくなっていると思います。是非、男女問わずですが「保育資格」を持っている方、取得しようと考えている方には保育士の道に不安はそこまでないんだよと伝えたいなと思います。
【3.呼称が統一されたらばこそ「男性」である強みを!】
これから先より多くの男性が「保育士」として活躍するようになり、男女比率も半々とはいかなくても園の1/3は男性ですという施設も増えてくるでしょう。その時にはきっと「男性保育士」、「女性の保育士」という区別はなくなり統一して「保育士」と呼ばれる日が来るのであろうと考えます。
その頃には保育士や保育施設が利用者に選ばれる時代が近づいているのではないかとRyU先生は予想しています。そうなった時にこそ重要なのは「男性である強み」を生かすこと。
これは逆転して考えてもらえると女性としての強みに変わることなのですが、男性としての強みをあげるならば「力仕事を率先して受けられる」、「脳の処理の違いによる、新しいアプローチ※この後、説明します」、「大人の同性・異性と関わる経験を与える」、「パパ支援」、「ICT化への誘導」、「声の低さ・太さ」、「遊び方の違い」などがあげられます。
※男性の脳と女性の脳とでは処理の回路が異なるとも言われています。単に個人差の範囲かもしれませんが、視点が違うから遠慮するのではなく新しい考え方を提示できるよう意識しましょう。
これから保育業界でキャリアアップするのに他の職員との差別化を図る為にも、保育士も選ばれる時代になった時に戦力として現場で(管理側として)生き残る為にも「保育士」として男女が当然にする業務・サービスの向上をしつつ自分だけの魅力、男性の魅力・女性の魅力を出せるように今から自分の個性を磨き自信へと繋げてください。
【まとめ】 RyU先生の予想と希望を込めて、「男性保育士」という言葉はなくなり、男女どちらであれ「保育士」として。社会的地位の獲得、世間の理解が得られる社会に近いうちに変化していくと考えています。
その時には次の時代に必要とされる保育士を目指して、世間から必要とされる保育施設になるよう適応し、保育の質の向上と子どもの当たり前の安全の確保ができるようにしていく必要があるのでしょう。
新たな元号となったから急に一転するような事ではないのですが、一つのきっかけとして「令和の時代ならではの保育とは?」という課題を、全ての保育者と保育施設は改めて考えてみても良いのではないかと思います。
長々と書きましたが、よりよい保育施設がどんどん増え、質の向上・子どもの安全が尚のこと配慮されることを願うばかりです。
では、また学vivaしょうね(・A・)ノシ
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最終更新日
2019.05.01 22:09:49
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