カテゴリ:本日のPTA
今春より統合された小学校の本部役員をされている ★のん★さんの下さった情報から。 うちの町も、一昨年に1校が廃校。 まだあと3つの小学校の統廃合問題が浮上しています。 私は幸か不幸か、うちの町の小学校が統合されるときには、 中学校PTAの副会長でした。 だもんで、直接は関わっていませんが、詳しい経緯については報告を受けました。 うちの町の場合、2年前に廃校となった小学校の生徒数は10名を切っており、 各人が、町内の小学校を好きに選択してばらばらに転入していったため、 受け入れ側の小学校では、それぞれ転入生扱いで組み込み。 PTA間での折衝はなし。 廃校となった地域の児童たちは、 新しい小学校まではいずれもかなりの遠距離となるため、 町がスクールバスとして、マイクロバスを手配することになっていましたが、 それ以前(20年近く前)に廃校となった小学校の児童に対する スクールバス制度で起こった問題を未だに解消できないままで来ており、 現在もそのことについて、色々とモメています。 で、今度、更に3つの小学校を統廃合する、となれば、 規模としては、★のん★さんと同様、もしくはもっと大きくなります。 ひとごと、では済まされず、廃校となられたPTAの本部役員さんに、 めちゃくちゃ感情移入してしまい、私はかなりヘコんでいます。 以下、★のん★さんのコメントから抜粋引用(改行部分、りうりう) > うちの場合大きな規模での統合です。 > 元の学校440人から新しい学校680人になりました。 > PTA間では話し合いは廃校が決まって以来半年間続けてきましたが > 内容は多岐におよび、新しい学校の名前を考えるところから始めました。 > 組織的なことも本当はもっと話し合いたいところでしたが > あまりの話し合いの多さとものの進まなさに役員が疲れてきって > あまり考えることは出来ませんでした。 > でも委員選出に関しては、みんなの最大とも言える関心事ですので、 > これだけは折衷案で決まったようなものです。 > たぶん当日は名簿を元に低学年は立候補で(^^♪ > 高学年はくじ引き(-_-;)で決まるでしょう。 > 意識の差、温度差はかなりです。 > 実は廃校になった学校は世間的によい学校、私たちの方は悪い学校という > イメージだったのですが、 > 相手校は廃校反対の中でかなり保護者の意識が変わってしまっていて > PTAに対して不信感と投げやりな態度が残ってしまったという感じです。 > まあこちら側は役員の半数が残留し、相手側はすべてが降りた >(廃校になってしまい一般保護者からの批判がすごかったので可哀相でした)と > いう事情から基本的にうちの学校のやり方を踏襲、相手校のやり方には > 配慮しているという感じです。(April 20, 2005 09:08:06) ……なんともしんどく、切ないお話です。 統合される小学校の校名を考えるところからスタートでは、 半年やそこらでは、まとまるものもまとまらず、 両校の役員さんが疲労困憊、思考力ゼロになってしまわれるのは、 当然のことでしょうね。 会議風景が目に見えるようです。 まして、廃校反対運動のさなかにいらっしゃった役員さんでいらっしゃるなら、 片方で廃校反対を掲げながら、 片方では統合後のPTA運営について語り合わねばならず、 建設的な意見はもとより、長期的スパンに立ってのお考えなど、 なかなか出しにくくていらっしゃったことでしょう。 > 相手校は廃校反対の中でかなり保護者の意識が変わってしまっていて > PTAに対して不信感と投げやりな態度が残ってしまったという感じです。 > まあこちら側は役員の半数が残留し、相手側はすべてが降りた >(廃校になってしまい一般保護者からの批判がすごかったので可哀相でした)と 非常に非常に身につまされます。 学校の統廃合って、とどのつまりが 経費節減=教育費、教職員の人員削減のため。 子どもたちを想った、子どもたちのための統廃合では決してない。 例えば、地域内の小人数で心血通ったあたたかな教育が、 大人数で大クラスの都会的な?管理教育?のなかに否応無く投げ入れられる。 (大規模校には大規模校の良さ、というものもあったりして、 こんな単純な話で括ってはいけませんが) せめて、少しでも子どもたちに良かれと、努力するたくさんの関係者。 廃校される側の想い。 受け入れ校側の想い。 先生方も右往左往の毎日でいらっしゃることでしょう。 両校ともに、PTAがこんなにボロボロになって、 大事な子どもたちの受ける恩典は、、、?? 各学校のPTAが、今一度、自分たちの足元を見つめ直し、 今後の在り方をきちんと見据えて、語り合い、智恵を出し合い、 努力していこうとすることは、大事なことだし、大きな意義のあることです。 でも、この結果は?? スタートしてしまえば、しゃがみ込んでいる時間はなく、 徐々にではあっても、皆さんがお気持ちを切り替えられ、 新しい学校の新たな歴史が刻まれて行くこととは存じますが、 廃校となられた学校の本部役員さんのおこころを想うと、とても胸が痛みます。 地域内では、おそらく、この顛末はしこりとなって後々まで。 随分と尾をひかれるのではないでしょうか。 平成の大合併なんて~~~~~!! 平成の大合併なんて~~~!! ○ ○ 食 ら え ! ! って改めて思いますですね(怒)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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