2008/11/29(土)18:16
電車に忘れ物。
夜、夫からメールが入る。
「 乗り換えるとき、黒のバッグ忘れた!!
中身は空の弁当箱2つ と 君のおとうさんの形見のベスト。
電車は、●●:●● 広島駅発の白市行き。
前からおそらく2輌目の前に向かって左側の網棚。
白市駅に連絡してくれん? 」
(o_ _)oポテッ
JRおでかけネットから、白市駅を検索しても、
住所は載っていても電話番号は掲載されていない。
サイト内検索で「 忘れ物 」と入力するも、
ヒットする記事たちでは 不祥事等の報告記事が主で、もうひとつよく判らない。
「 よくあるご質問 」というタグがあったので、そこをクリックし、
「 その他 」のカテゴリを選んで「 忘れ物 」と入れてみる。
したらば、見事に
「 Q. 忘れ物をしたのですが、どこに連絡すればいいですか? 」 がヒット。
答えは、
「 A. 忘れ物は各駅でお申し出ください。
また、JR西日本お客様センターでも承っておりますので、
下記の連絡先までお電話ください。
<JR西日本お客様センター>
(電話) 0570-00-2XXX
(営業時間) 6:00~23:00(年中無休) 」
「 0570 」という局番に、どれだけ電話料金が掛かるのだろうと
不安に思いつつ、お客様センターへ電話する。
したらば、繋がる前に、
「 この電話は、市内通話料金でご利用いただいております 」というアナウンス
をを!
「 0120 」ではないけれど、市内通話料金にしてくれるんだ!(嬉)
2度プッシュ操作して、オペレーターと会話になる。
若い男性の御方で、とても親切。
「 その電車ならば、後7分で白市駅へ到着し、車庫に入るため、
これからこちらから白市駅へ連絡してみます。
ありましても、見当たらなくても、
こちらからお電話差し上げますので、いったん切ってお待ち下さい。
ただ、記名されてないため、出てくる可能性は低いことをご承知置き下さい 」
お忙しいであろうに、ほんと申し訳ない^o^;。
よくよく御礼を申し上げて、2分後に電話が掛かる。
「 誠に申し訳ございません。
白市駅は、午後8時40分が終業時刻でございまして、
既に閉まっており、誰も電話に出て参りません。
従いまして、これからこの件をデータ入力致し、手続き致します。
これにより、全駅に手配が行きますので、
もし見つかりました場合は、担当駅より連絡が参ります。
万一、1週間経ちましてもご連絡が行きませんでしたら、
残念ですが、出て来なかったものとご了解下さい。
ご心配でしたら、明日の正午以降に、もう一度こちらにお電話いただければ、
進捗状況をご報告できると存じます 」。
ふぇえええ。
そこまで丁寧に対応下さり、探して下さるんだ(;;)☆
たいしたものでもないのに、本当に申し訳ない(滝汗)。
平身低頭で御礼を申し上げて電話を切る。
夫がしょんぼりと帰宅して来る。
話をしているうちに、
私の思ってた「 黒いバッグ 」( チャックなしの帆布製手提げ )と、
夫の忘れた「 黒いバッグ 」( 厚手のナイロン製ボストンバッグ )が
異なることに気付く。
できれば、もう一度電話をして訂正して欲しい、と平身低頭の夫に、
むくれつつ、再度、お客様センターへリダイヤル。
今度は、かなり不機嫌な様子の女性が電話口へ。
時計を見れば、お客様センターの終業時刻の8分前。
そりゃ疲れてるよね、面倒だよね、ほんとごめんなさいm(__)m。
先刻対応して下さった男性のお名前を告げ、
そのときに述べた「 黒のバッグ 」が違っていたことを申し述べて、
ひたすら頭を下げて電話を切る。 はぅぅ。
振り向けば、夫が私に手を合わせている。 ^o^;
「 出て来なくても困るものは何もないから、不幸中の幸いぢゃん 」
「 そんなことない。
君のおとうさんの形見のベストは絶対なくしちゃならないものだし、
あの黒のバッグは、君が直してくれたばかりだもん 」
「 20年だよ?
父も、よく着倒してくれた、と喜んでるんぢゃないかなぁ。
あのバッグもチャックを直して、赤の目印つけて、カコ悪いもん 」
「 ぃゃぃゃ…それでも… 」
ぐずぐずと ヘコむ夫を蹴飛ばすようにしてお風呂に追い立てる。
行って来ます、の代わりに、
「 出て来ないかなぁ。。。 」と、朝から黄昏れてる夫を送り出し、
洗濯を済ませ、義母との朝の会話も済ませ、
ほっと一息ついた午前10時前に 電話が鳴る。
「 昨夜お届けいただいた忘れ物ですが、
それらしき荷物が、岩国駅に保管されています。
空のお弁当箱が2個にチーフが2枚。
グレイのベスト。
そして、洗濯ネット( 赤面 )ですね?
まずは 岩国駅へ直接出向かれるか、
電話にて、間違いがないかどうか、ご確認下さい 」
ををっ\(^o^)/☆
それでは、夫のバッグは 昨夜そのまま車庫に入って一夜を明かし、
岩国終点の便に乗っかって行ったのだ!
黒いバッグにつけられた整理番号と、
岩国駅の電話番号を教えていただき、
その後は、取りに行くか、着払いで自宅へ送っていただくか、
最寄の駅まで【 業務便 】(無料)で送っていただくかの、
3通りがあることを教えていただく。
何度も何度も御礼を申し上げ、頭を下げつつ電話を切る。
なんて、有難いんだろう(;;)☆
山口県岩国市まで行く、というのは考えられない。
もう、トーゼン業務便(゚゜)\バキ☆を利用させていただきたいのだが、
うちの駅は、無人となる時間帯が多いので、
夫の寮の最寄駅にしてもらおうと、始業前であることを確認して夫に電話する。
夫は狂喜乱舞。
そして、翌日、またご丁寧にも、夫の寮の最寄駅から我が家へ電話が入る。
「 始発から終電まで駅は開いているので、認印をお持ちの上、
いつでも取りにお越し下さい 」 との由。
で、その夜、最寄駅でバッグを無事受け取った夫は、踊りながら電話を掛けて来る。
「 ちゃんと有難うを言った? 」
「 当たり前ぢゃん!! 」
↑ 下の少年そっくり(-_-)。
JR西日本だけでも、年間60万件近くの忘れ物があると言う。
そんななかで、おバカな忘れ物を、こうして丁寧に探していただき、
多数の方々のお手を煩わせながら、無事戻って来た倖せに、
こころから感謝申し上げます。
有難うございました☆m(__)m☆