2009/08/23(日)11:14
終戦の日。
15日。
この日は、次義兄と社会人2年目の甥が日帰り帰省。
夫は出社、上の少年は高校バスケ部合宿参加で不在。
長義兄たちは13日の帰省であったため、総勢5名のささやかな盂蘭盆。
それでもあれこれ、おさんどんが待っている!
6時台の電車で出社する夫にお弁当をつくって見送り、
7時台の電車で広島に向かう上の少年の朝食を準備していると、
とんとんとん、階段を下りてくる上の少年の足音。
とん。
ザー
彼が1Fに着地すると同時に、それまでの曇天から土砂降りとなり、
彼の余りの雨男ぶりに、爆笑する。
「 なんでなん???? 」
情けなさそうな彼に、私は ひぃひぃおなかを抱えて
「 ほんまに。 君にはカンドーするわ。
おとうさんは、ちゃんとさっき、自転車で駅まで行っちゃったよ?? 」
「 友だちに有名な晴れ男がおるんぢゃけど、
僕と逢うときは、いっつも曇りになるんよ。
みんな、それを期待してるし。 。。。。中和されるんかね? 」
わはは。
自分が雨男であることを絶対認めようとしなかったものであるが、
度重なる不運に、ついに自覚も出て来たか?
駅まで少年を送りながら、
「 今日は終戦の日だから、12時には黙祷するんよ? 誰がしなくても、ね 」
「 わかっとるよー 」
にっこり笑って電車に向かう彼を見送り、
義母に頼まれていたアイスクリームやら隣県に持って帰って貰う手土産物をゲットし、
そのまま義母宅へ。
広島に就職した、瑛太そっくりのイケメン2年目社会人甥は、
相変わらず社会人のにおいが全くしない(笑)。
( 子どもの頃からの夢だった )業種で学び、専従でき、
会社が楽しくて仕方がない、と言い、
愛車であるツーシーターの助手席に父親を乗せ、
今日はこのまま、会社の寮に帰るのだ、と言い、
逆方向へ帰る助手席に乗せて来た父親は、電車で帰るのだと言う。
幼き頃より、何処か社会を斜めから観てるような、
とらえどころのないような甥であったが、
こうしで活き活きと輝いた笑顔が眩しく、嬉しく。
また、何処も、子どもたち中心のイエになってしまっており、
何事も 親が我慢し、親が子どもたちの都合に合わせるのだなぁ、、と
なんだか しみじみ。
従兄のぴっかぴかのカコいいツーシータに、
中古の極みなライフの下の少年は、さぞかし羨ましがるだろうと思いきや、
「 貧乏な僕には、燃費しか興味の対象にならん 」と のたまい、
にや、と笑って 従兄に、
「 このカコいい車に、カコいい僕がサインをしてあげやう 」
油性マジックを取り出したので、顔色を変えた従兄に追い掛けられる(笑)。
義父の墓参を済ませ、次義兄親子中心に楽しく昼食をとりながら、黙祷。
せめてこの日だけでも。
ちゃんと手をとめ、手を合わせ、頭を垂れて、
あの戦争で大切ないのちを喪われた方々の御霊を悼み、哀悼の誠を捧げ、
今 自分たちが生きて在れることに感謝し、
その分、私たち自身が しっかり平和を祈念し、守っていくことを
きちんと形として表明し、誓いを積み重ねていこう。