今日も元気で

　　　　　　　　　　通勤路にある　ＥＴＣ未導入である有料トンネルの
　　　　　　　　　　プリペイドカードの残数が少なくなって来た。



　　　　　　　　　　片道　１回　２００円　のところ、
　　　　　　　　　　プリペイドカードだと　１００回分で、１８０００円也。


　　　　　　　　　　通勤時は絶対通るトンネルであったから、
　　　　　　　　　　これまで、何も考えることなく、当たり前のやうに購入してきたのだったが。


　　　　　　　　　　年中　財政難である我が家のなかでも、
　　　　　　　　　　昨秋のＬａｐｉｎに始まった　超緊縮財政　まっただなかに、
　　　　　　　　　　この　１８０００円　は　かなり　キツい。


　　　　　　


　　　　　　　　　　過日、有料トンネルから非常脱出する事件　が起きたのだったが、


　　　　　　　　　　あの　心細かった山道を　余裕のある日に、もう一度通ってみて、
　　　　　　　　　　イケそうだったら、この道を通ることにしてみやうかな、と思いつき。


　　　　　　　　　　トンネルを使わなくて良いやう、出立時間を早めてみて、
　　　　　　　　　　時間と距離と、ガソリン、排出ＣＯ２と、天秤に掛けて決定しやう。
　　　　　　　　　　急いでるときは　２００円支払ってトンネルを通ればいい。


　　　　　　　　　　プリペイドカードより　２０円多く払うのは　悔しいけれど、
　　　　　　　　　　余裕がない日だけ　利用するのだから、
　　　　　　　　　　その差額分ぐらいは　十二分にクリアできるはず。


　　　　　　　　　　　　　　ケチケチ大作戦　ぃざ　開始！　



　　　　



　　　　　　　　　往路は、１度通った道であるので、こころに　ゆとりがあり、
　　　　　　　　　頭のなかの道路地図帳の、白紙の部分に　過日ひかれたばかりの細～ぃ破線が、
　　　　　　　　　徐々に太い実線になっていくのを感じて、ちょっと嬉しくなる。

　　　　　　　　　２度め、３度目には、その道から　いつもの通勤路に合流できる最短近道を探り、
　　　　　　　　　結果、脳内道路地図帳の実線が極太線に育ち、
　　　　　　　　　見知らぬ街が識ってる街になって、白地図が「　地図　」　になっていく。




　　　　　　　　　日の落ちた復路で　初チャレンジの山越え道は　少々勇気が行ったが、
　　　　　　　　　おっかなびっくり、このあたりで左に切ってみやう、
　　　　　　　　　そろそろ右に切ってみやう、と、勘にまかせて、
　　　　　　　　　山越えする山に向かって　ハンドルを切っているうちに、
　　　　　　　　　大渋滞の後尾につくことになり。


　　　　　　　　　おっかなびっくりの勇気　とは　程遠い、
　　　　　　　　　この道で　間違いないのだという　確信を早くから持てたものの、

　　　　　　　　　続々と　私の後ろにも車が並び、のろのろと蟻の行列の如く
　　　　　　　　　山道を登って行くのは、ひたすら忍耐力が必要なようで。(-_-)


　　　　　　　　　　　　朝の往路より　数倍の渋滞状態であることに驚くが、
　　　　　　　　　　　　だからこそ、トンネルができたのであろうし、
　　　　　　　　　　　　それでも　私のやうに、並んででも、２００円を節約しよう、
　　　　　　　　　　　　と頑張ってるひと　が　とても多いことを識る。



　　　　　　



　　　　　　　　　　結局　この日の山越えは大荒れで、霧が立ち込めて来た！と　思う間に
　　　　　　　　　　雪も降り始め、数珠つなぎの３台前が　見えない程の悪天候となり。

　　　　　　　　　　　　　　　冬タイヤを履いていない車が　脱輪してるのも　２台発見。　

　　　　　　　　　　トンネル利用すれば、　渋滞　＋　信号待ちを入れても　１０分弱のところ、
　　　　　　　　　　トンネル分の山越え部分で　４５分を要す。



　　　　　　　　　　　　　むぅ。


　　　　　　　　　　　　　　　　２００円（　往復４００円　）の節約　を取るか
　　　　　　　　　　　　　　　　　４５分（　往復６０分程度　）の節約　を取るか。

　　　　　　　　　　　　　　　（　ＣＯ２排出量は、山越えの方が断然多いと感じる　）


　　　　　　　　　　　　　近年、とみに、【　とき　】　を大事と思う傾向が強く、

　　　　　　　　　　　　　あっさり　２００円を　支払っちゃいたいのだが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゃっぱり　プリペイドの一括　１８０００円が痛い。　





　　　　　　　　　　　　　　　　トンネル使うか、使わないか。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これまでなかった迷いが増えたけれど、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　選択肢が　増える、ということは　良いことであり、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実は　それがフツーであって、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これまで識らなかった非常時の迂回路が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幾筋もぢぶんの頭に入ったということは、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とっても良いことだ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　、、ということにしておこう。