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2007.08.27
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カテゴリ:社会問題


          

:通常兵器による侵攻やテロ攻撃に対しては、日本の防衛は自衛隊で対処できるが、弾道ミサイルに対する議論は、一筋縄ではいかないね。

A氏:たしか、安倍首相は「日本本土向けのミサイルは撃ち落せるけれども、米本土に向かうものは撃ち落とさないですむのか」としている。

 これは民主党の前原議員も「アメリカ本土に届くミサイルが日本上空を飛んでいくとき、これを日本が撃ち落すというミサイル防衛での協力が日本の集団的自衛権を認める場合の最重要課題だ」としているね。

:これは北朝鮮初の核実験2日後ブッシュ大統領が記者会見で日本を念頭に「ミサイル防衛網整備を促進すべく努力したい」と決意を語るのが始まりだね。
 翌日安倍首相も「ミサイル防衛網整備を促進すべく努力する」と決意を語る。
 6日後に来日したライス国防長官日本に対するアメリカの「核の傘」による安全保障による約束を果たすことを強調した。

 著者は、この核の傘」による「懲罰的抑止」と、ミサイル防衛の「拒否的抑止」というのは矛盾しているという。

A氏:「核抑止」は、お互いに核を持つことにより、核を使うと報復するということでその使用を抑止するのが目的だね。
 「拒否的抑止」と言うのは何かね。

:それは相手が撃ってくる場合に、飛んでいる間にそれを迎撃することを前提としているので、すでに相手が武力行使を開始したことになるね。
 すなわち、伝統的な核抑止が働かないか、失敗することを前提にしているので、矛盾することになるわけだね。

A氏:「核の傘」を強調すればするほど、ミサイル防衛の必要は減じるし、ミサイル防衛の重要性を強調するほど、「核の傘」の信頼性は減っていくということか。

:「核抑止」を補完するために、ミサイル防衛を位置づけることは可能だが、現実的に最初からミサイルを発射するつもりなら、防衛網が整備される前に攻撃するはずだね
 問題は、迎撃ミサイルの能力で、今のところ、高度で届かないというのと、多数のミサイルが同時に発射されるとイージス艦で補足が困難であるというように、現在では「拒否的抑止」になっていないことだという。

A氏:それに、北朝鮮が本当に核ミサイル攻撃を日本に対して自殺行為的にでも行うときは、日本海側の「原発銀座」をねらうのではないの?
 この問題はどうするのかね。

原発の「想定内」の地震対策は今、熱心に対策が始まったが、そんな北朝鮮のミサイル攻撃は「想定外」だそうだ。
 このミサイル防衛網2006年12月に来日したローレス国防副次官は「ミサイルが米国に向かうことが明らかで、日本がそれを撃ち落せないのは『クレージー』で、そんなものは日米同盟でない」と述べて、憲法解釈の変更を日本側に強く迫ったという。

A氏安倍首相も対応せざるを得ないわけか。
 今度の国会でテロ対策特別措置法の延長が大きな日米問題になりそうだね。
 この延長に反対し、米国の要請も蹴っている小沢民主党がどのように対応するのかね。
 日米同盟の集団的自衛権をめぐる議論が国会で中心になることは明らかだね。

ミサイル問題は、先送りしてきた集団的自衛権の問題を、北朝鮮の核ミサイル問題の発生で、日米間であいまいにできない段階にきたようだね。

 この本は、さらにイラク、テロ、核と話題が広がるが、日本の集団的自衛権とは多少離れるね。
 しかし、核爆弾で怖いのはイランでなく、核保有国のパキスタンであるというのは確かだね。

A氏:パキスタンは政治が不安定だし、隣りではタリバンが復活している。
 テロリストが原爆を手に入れる確率が一番高い国というわけだ。

:ところで、この本ではふれていないが、「駆けつけ警護」という第一線での集団的自衛権の問題が先週、起きたね。

A氏:「駆けつけ警護」?

:イラクに派遣された自衛隊の佐藤隊長参議院議員に当選したが、彼のTV談話が放映されて問題になった。
 同じサマワにいたオランダ軍が攻撃されたとき、手をこまねいて見て見ぬ振りはできないから、情報収集と称して参加して巻き込まれ、自衛と称して戦うと言っていたね。
 これは「駆けつけ警護」といって、憲法上は禁止されているんだが、国際的な付き合いで処罰はやむを得ないと佐藤隊長は覚悟していたというね
 例の有識者会議では「駆けつけ警護」は憲法解釈で違憲でないと変更するらしいね。

A氏イラクサマワからは無事に自衛隊は帰還したが、集団的自衛権で重大な問題になりそうな憲法違反すれすれの危ない第一線問題を抱えていたんだね。
 
私:現在まだ、まだ、集団的自衛権の問題は、現実をふまえて、明快に国民的なコンセンサスを得て解決していないね。
 
日米関係も「集団的自衛権」をめぐり、憲法改正を含め、大きな試練に直面しているね。
 北朝鮮の核ミサイル問題は、はからずも、日米同盟に深刻な影響を与えることになったね。







Last updated  2007.08.27 06:25:33
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