知的漫遊紀行

2010/02/09(火)18:48

小沢幹事長続投問題

私:小沢一郎氏が不起訴となって、鳩山首相が「頑張ってください」と言ってくれたので幹事長続行となったと記者会見で言っていたね。A氏:ところが、夕刊では、鳩山首相は「『頑張ってください』」という言葉を使っていない」と記者団の質問に答えたと報じているね。   なんだか、変だね。私:このところ、小沢問題でマスコミが揺れているが、俺はちょっと、見方を変えて、昨年の文藝春秋11月号の立花隆氏の「小沢一郎『新闇将軍』の研究」の寄稿を読んだよ。   この記事は、昨年買ったときに興味がなくて読み飛ばしたんだがね。  立花氏が、この寄稿を書いていた当時は、小沢氏は表舞台に出ておらず、立花氏は雲隠れしていると書いている。   しかし、この寄稿が出てから後に、大集団での中国訪問、鳩山政権への政策注文、天皇の会見問題と表にどんどん出てくるね。    それとともに、地検特捜の小沢氏の秘書追及が開始される。A氏:これには、立花氏も驚いたろうね。私:しかし、この寄稿で立花氏が書いていることは、その後の小沢氏の動きを見ていると当たっているね。   鳩山、小沢の二重構造的支配。   角栄・金丸時代を連想するカネの問題だね。    ただ、角栄や金丸には人間的魅力があったが、小沢氏は2人と違って、逆にズケズケとものを言うタイプだという。A氏:天皇の会見問題で、30日ルールで宮内庁長官批判をしたときは、まさにズケズケだね。私:立花氏は、昨年夏の選挙での民主党の大勝は、3月に起きた西松建設事件をひきずらないようにということで、小沢氏が代表を辞任し、鳩山氏と交代したことが大きな原因だったという。    もし、この代表の交代がなかったら、当時のあらゆる世論調査が示すように、あの民主党の大勝はなかっただろうという。A氏:今度、また、同じような状態になったね。   最悪なのは、鳩山首相自らもカネの問題を抱えていることだね。私:世論調査は、次第に微妙な動きを見せているね。   まだ、一荒れあるかもしれないね。 

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