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2018.01.23
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トランプ米大統領はエルサレムを一方的にイスラエルの首都と宣言

 
 エルサレムは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、三つの宗教を信じる人々が共存する都市だけに、米国の歴代政権その地位について「イスラエルとパレスチナの和平交渉で決めるべきだ」とあいまいにしてきたのをトランプ氏は否定し、一般のイスラム教徒の怒りに乗じて過激主義がさらに勢いづき、国際社会の平和と安全を脅かすテロが拡散するとの懸念が広がっている。

 

Aさらに、中東を歴訪中のペンス米副大統領22日、イスラエル国会での演説で、「我々は今後、米大使館をエルサレムに開く計画を進める。大使館は来年末までに開設される」と表明。


 米大使館の移転問題
で、具体的な期限が示されたのは初めてで、パレスチナ側は強く反発し、抗議行動が激しくなる恐れがある

 

ペンス米副大統領は熱心なキリスト教徒だという。

 

Aトランプ氏による首都宣言の背景には、強力な支持基盤である米国内のキリスト教保守派を引きつける狙いがあるといわれているが、この問題を「イスラム教徒」対「ユダヤ教徒+キリスト教徒」という単純な構図でとらえてはならないと、カイロの現地から翁長氏は指摘する。


 中東ではキリスト教徒も激しく反発しているからだ

 

:ところで、翁長氏は、1999年、インドネシア・マルク諸島の中心都市のアンボンで取材した経験がある。

 
 アンボンは、イスラム教徒の断食明けの食事にキリスト教徒が招かれたり、クリスマスにイスラム教徒がお祝いに訪れたりしていた融和の街

 

だが、個人的な金銭トラブルに乗じ、暴力を扇動する勢力が暗躍し、対立が先鋭化したといわれる。


 ちょっとしたきっかけで、異教徒の共存を支えてきたバランスが崩れ、殺し合いに発展しかねない怖さを目の当たりにした
という。

 

A「イスラム教徒」対「ユダヤ教徒+キリスト教徒」という単純な構図でないのは、パレスチナのギリシャ正教会の大主教昨年のクリスマスを前に「トランプ氏の決定は世界のキリスト教徒とイスラム教徒に対する侮辱である」と述べたことだ。

 

また、エルサレムのギリシャ正教会、コプト教会、カトリック教会も「(トランプ氏の決定は嫌悪と紛争、暴力を生む」とするトランプ氏宛ての公開書簡を発表

 

エジプトのコプト教会の法王タワドロス2世昨年12月に中東を歴訪する予定だったペンス米副大統領との面会を拒否

 

イスラム教スンニ派の最高権威機関であるエジプトの「アズハル」は、クリスマスに寄せて「キリスト教徒の祝祭にあたって祝意を伝えるのは宗教上許される。アラー(神)はすべての人に対し、とりわけ我々の同胞であるキリスト教徒に対していかなる差別もなく接するように命じている」というファトワ(宗教見解)を出した。

 

A翁長氏の知り合いのイスラム教徒のフェイスブックには「メリークリスマス」の投稿がいくつもあり宗教の違いを超え、対立を抑えようという連帯も広がっているという。

 

:以前、このブログの「イスラームから見た『世界史』」でもふれたが、本来、イスラム教は異教徒に寛容だね。


 11
世紀から、14世紀にかけて、十字軍とモンゴルの来襲を受けるが、モンゴルも最終的にはイスラム化する。

 

歴史を見ると、イスラム他国を支配しても、敵対しなければ支配下の人には改宗を強要しない


 むしろ、キリスト教のほうが支配下の人には改宗を強要する傾向があるようだ。

 

翁長氏が現地で体験しているように、宗教の違いを超え、対立を抑えようという連帯の広がりに期待したいね。

 

 






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Last updated  2018.01.23 23:21:07
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