検査入院 その2
検査入院 その2
地獄の針筋電図も終わり、少し気楽になった。
次の日、肺活量を量るが、「あら~、充分な肺活量。素晴らしいっ」って言われた。
そして夜、筋電図の結果が出たと、先生が病室にやってきた。
多少、異常を示す波形が出たんだけど、それだけじゃまだ何とも言えない。
引き続き、検査しよう、とのこと・・・。
この頃、自分の体の中で何が起こってるのかわからなかったから、かなり落ちてた↓
仕事のことも、入院費用のことも心配だし。
早く現場復帰したいと思う反面、もう戻れないんじゃないか・・・
自分の体はこのまま動かなくなっちゃうんじゃないか・・・
だとしたら・・・死にたい・・・
そんな気持ちがどんどん高まる。
「あんなこともあったね~」と、笑って話せる日が来る?
「あの時は手と足が動かなくってさ~」って思う日が来る?
入院12日目。
今日も大勢の先生方にベッドを囲まれる。
なんなんだ・・・?
検査入院は結局、15日間。採血、検尿の他の検査は以下の通り。
・レントゲン
・心電図
・筋電図、針筋電図
・MRI(頭部、脊髄)
・肺活量
・CT(大腿部)
・髄液検査
・脳血流検査
・神経伝達速度
・眼科検診
退院の日の午前、眼科で検査を受けた。
眼科の先生が私のカルテを見ながら、
「この病気は視力が落ちることもあるから、調べておきましょうね」と言った。
・・・「この病気」って?
もう結果出てるの?
先生が持っているカルテをなんとか見ようと目を凝らしてみた。
「運動ニューロン病」
なんじゃそりゃ。聞いたこともないけど。
ニューロン、ってのは聞いたことある。何だっけ?
・・・なんだろう・・・・