「POST ポップアートのある部屋」講談社1986発行 定価¥1960こんにちはエルです。今回の御紹介は「POST ポップアートのある部屋」です。
このブログでは、作家村上龍さん関連のレアアイテムや記事などのマニアック情報をお知らせするのが中心で、著書の紹介はあまりしないのですが、今回の「ポップアートのある部屋」は現在ではほとんど入手困難で、しかもかなりの面白本なのです。(^_^)v
内容はポップアートを題材にした村上龍氏による短編小説が12編と"まえがき/あとがき"
凝っているのが、それぞれの短編小説に登場するポップアートの絵葉書が、各小説ごとに1枚づつ合計12枚が付随していて
最初の2つのポストカードは、村上龍さんがある女性に宛てた直筆のポストカード仕様になっています。
あとがきの前に、日本を代表する写真家であり本誌写真担当の内藤忠行さんのショートエッセイ「1970年、ニューヨークの壁。」
そしてこの本の装丁と編集を担当された、
こちらもまた日本を代表するグラフィックデザイナーの奥村靫正さんの「16号線のMU!!」が掲載されています。
この本が楽しいのは、そんなお二方が村上龍さんのテキスト文をまるでポップアートような仕上がりに編集して、本誌を仕上げていることです。
この本自体がひとつのポップアート作品になっているのです。
だからページをめくる度に楽しいですよ。(^_^)v
この本のハードカバーは、もうほとんど見かけないので、
見つけたら是非コレクションにしましょう。(^_^)v