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2007年07月14日
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カテゴリ:事件・トラブル
英会話学校大手NOVAの特定商取引法違反による違法行為が大ニュースになって1ヶ月。電車の中にまで謝罪広告が出たりして、すごいなあと思ってみてきました。これからどうなっていくのかはともかくとして、NOVAという英会話学校に象徴される日本国内の英会話学校、それと海外(現地)の語学学校とは、何かが違いますね。海外の場合、学生の国籍が多彩なのに対して、日本国内なら当然学生も日本人だけ、とか、そういう当たり前の話は別にしても、大きな違いは、教師の質だそうです。

もちろん、日本国内の英語学校にも、優れた教師もたくさんいます。ただ、残念ながら、そうではない者もまた多い。現地ならば採用されないか、すぐクビ、というような講師も、「ガイジン」(西洋人)というだけでまかり通ってしまうのが日本。それを受け入れてしまう消費者もまだ多いのが現状です。日本の国際化とか何とかいっても、西洋人に弱いという本質は大きくは変わっていません。

日本人で、海外に語学留学する人の動機というか希望にとても多いのは、会話をメインに学びたい、文法はもうたくさん、という点です。日本では学校で文法をさんざんやり、受験英語でも相当の暗記を強いられ、英語に関してかなりの知識を叩き込まれているにもかかわらず、簡単な会話もままならない、という、アンバランスな日本人が多く、それが海外に行って生きた英語を学びたいという動機になっているのは、当然のことです。けれども、誰でも気軽に海外留学できない。その穴を埋めるため、日本には英会話学校が林立し、ひとつの巨大産業になっています。

現地に留学して日本へ戻った人からもしばしば聞くのが、日本に戻るとせっかくマスターした英語を使うチャンスがなく、どんどん忘れていく。残念だ、何とかしたい。日本で普通に暮らしていては、なかなか英語を使うこともない、こういう現実もあります。というわけで、ネイティヴの人と会話をするだけのために、お金を払って英会話学校に行く。お客もそれを求めているから、それを狙った商売が続々誕生。これが英会話学校です。海外の語学学校は、教師や授業の質も含め、政府の認可制度など、色々なチェック機能が働いていますが、日本には残念ながらそういうものが一切ありません。誰でも自由に商売ができてしまう分野。そういう意味で、留学エージェントと似ています。悪徳留学エージェントと、悪徳英会話学校とでは、なんとなく重なる部分が多いなあ、と、私はこのNOVAの一連のニュースをみながらつくづくと感じました。

かといって私は、NOVAを100%、否定するわけではありません。中にはNOVAで英会話の実力がついた人もいると思います。それは、たまたまいい教師に当たったり、本人がうまくNOVAを利用できた結果でしょう。EFLの資格がない教師でも、必要とする英会話能力を高めることにうまく利用できてしまったケースも、あっても不思議ではありません。逆に、留学して、EFLの資格のあるきちんとした教師の授業を受けても、思ったほど英語力が伸びないことだってあるのです。

それでもNOVAは、とにかく商売商売で、ひたすら拡大路線をとった結果、教師の質などは二の次になり、ネイティヴなら誰でも良いから連れてこい、みたいになったのでしょう。急拡大をすれば、教師が不足するのは目に見えています。その結果、予約が取れないとか、そういうクレームも続出。それでも商売優先で強引に進めてきたのですから、今ここで、これだけの社会的制裁を浴びていることも、納得と言わざるを得ませんね。

仮に日本政府が、ブリティッシュ・カウンシルのような機関を作っていて、英会話学校は政府の認定を受けていなければならないシステムであったとしたら、そこまでいかなくても、少なくともそういう学校でなければ、英会話学校の外国人講師に就労ビザが下りないとか、そのぐらいきっちりやっていたとしたら、今ごろどうなっていたでしょう。今のように、首都圏の主要駅の駅前にいくつもの英会話学校が林立しているということはなかったでしょうし、格安英語学校なども成立しなかったでしょう。幸か不幸か、日本人の強い英語コンプレックスの中で、そういった取り組みは官民ともに何ら行われず、現在に至っています。その歪みが端的に出たのが、今回のNOVAの件かな、と、私はそんな印象を持っています。

実際、留学に来られる方の多くからも、NOVAについて、良い話を聞くことはあまりありませんでした。それでも、手軽に通えるからでしょうか、日本ではNOVAに通っていたという人は多かったようです。

ネイティヴの先生がそれなりに豊富に手に入るはずの現地の語学学校であっても、教師の質には常に神経を使い、また苦労もしています。それが、国際化しているようでしていない東洋の島国日本で、各駅前に英語学校が林立したところで、良い教師をそろえることなど、できるはずはありません。けれども、教師としての質を求める需要ではなく、とにかくネイティヴと英語でおしゃべりができればよいという需要には、NOVAはかなりの程度、応えていたことになります。日本国内では、そういう需要も旺盛にあるわけですから、致し方ありませんね。NOVAは、そういう事を広告宣伝で上手に訴えていて、その裏にある欠点などは気づかれないように巧みにやっていました。それに軽く乗ってしまって後悔した消費者もいれば、それは承知でとりあえずの会話チャンスを求めて割り切って通っていた消費者もいらっしゃることでしょう。

ところで実際は、一旦支払った授業料は原則返金不可、というのは、NOVAよりも、むしろ海外の語学学校の方が徹底しているのですけれどね。でもこれは、海外では、授業料支払いによってビザが下りるとか、そういった別の要素も絡んでくるからであって、一概に国内と比較はできませんが、結局こういったところで、留学業者とのトラブルも多発している点では、共通性は感じられます。途中でやめたくなることは、誰にでもあるわけですからね。ただ、NOVAがそれ以上に悪質だったのは、授業を受けたくても受けられない場合でもスムーズに返金しなかった点で、これは海外の語学学校ではありません。語学学校がそれをやってしまうと、政府の認可取り消しとか、色々な制裁が待っています。例えば申し込んだコースが人数不足で開講できない、というようなことは、海外の語学学校でもありうるわけですが、そういう場合の返金は、きちんと得られるはずです。

いずれにしても、今回のNOVAの事件を通じて、語学学校や教師の質について、消費者一人ひとりがより深く考えるようになってくれるならば、これもひとつのいい薬みたいなものですね。(大金を捨てるハメになった方には申し訳ないですが、それは海外留学でもあり得るわけで・・・)






最終更新日  2007年09月13日 19時51分41秒
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