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首都圏の中学受験者数を占う指標は3大模試の受験者数です。3大模試とは、ご承知のとおり四谷大塚合不合判定テスト、統一模試(首都圏模試)、全国中学入試センター模試(旧日能研公開模試)です。9月の結果から、来年の首都圏中学入試を検討してみましょう。
3大模試受験者数(9月) 合否判定:男子4科10,388・男子2科522・女子4科8,853・女子2科475:合計20,238 統一模試:男子4科7,006・男子2科643・女子4科7,521・女子2科1,419:合計16,589 全国入試:男子4科6,818・男子2科780・女子4科6,620・女子2科519:合計14,737 合計:男子4科24,212・男子2科1,945・女子4科22,994・女子2科2,413:合計51,564 上記は、9月の首都圏3大公開模試の受験者数です。実施は全国(日能研)がトップの9月2日、首都圏模試は続く9月9日、四谷大塚が9月23日と重なっていないため、各模試を掛け持ちで受験した生徒も含んでの数字ですが、3大模試合計で51,564人の受験者数となりました。昨年が50,593人ですから約1千人・2%の増加です。今春の首都圏中学入試は「空前の中学受験者数」と言われましたが、9月の結果はその「空前の人数」を2%上回ったことになります。今年の3大模試受験者数は、4月・7月の段階ではほぼ昨年と同水準でしたが、夏休み明けの9月に入って顕著な増加を見せていることが特徴です。 ・3大模試受験者数は、7月まで昨年並みの水準で推移したものの、9月は昨年に比べて約1千人・2%増加した。 ・今年の小6生人口は例年並み、昨年よりは約1万4千人減少する。 ・小学6年生人口に占める3大模試受験率は上昇を続け、初めて15%台になった。 3大模試の受験者数は例年12月にかけて順次増加していきます。例年のパターン通りに推移すれば、9月よりも約1割増加するとみられます。7月まで昨年並みの水準だった、今年の受験者数が9月の段階で2%増えた理由は、 ・10月以降に増えていく人数分が前倒しで増えた。(早めに模試を受ける生徒が増えてきた) ・模試を掛け持ちで受験する生徒が増えた。 ・人口減にもかかわらず、中学受験生そのものはまだ増え続けている。 といったことが考えられます。現時点では、この3つの理由のどのウェイトが高いのか、まだ判断できません。 しかし、 ・少なくとも中学受験生の数は減らない ・その結果中学受験率は上がる の2点は成り立つでしょう。2008年の首都圏中学受験は、「空前」と言われた今年と同等か、それ以上の受験生数になり、中学受験率は上がって、厳しい入試が続くと思われます。 開成中学校(20年度用) 女子学院中学校(20年度用) →中高受験&学習指導の専門家!合同会社リバーサルステージ :11月初旬に中学受験教本全国発売! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月19日 18時08分00秒
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