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りゅうちゃんミストラル

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2004.11.03
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テーマ:吹奏楽(3399)
カテゴリ:音楽
日本テレビの「笑ってコラえて 吹奏楽の旅完結編」が放送された。

番組としても面白かった!!
高校生たちと指導者の努力に笑ったし感動した!!

青森山田高校は金賞だったにもかかわらず、代表からは漏れた。
結果として普門館(全国大会)に行けず、残念だった。
普門館では、東北大会で代表になった秋田県立秋田南高等学校と福島県立平商業高等学校が銀賞、
福島県立湯本高等学校が金賞だったことを考えると、東北大会はレベルが高かった。
この高校の指導者は「勝ち方がわからない」と生徒の前で正直に語っていたが、
これでも全国にはいけないのかと考えさせられた。
指導者にとっても、普門館は大きな壁だ。
普段厳しく指導している分全国大会に行けなかった時、生徒には「申し訳ない」と言うしかないだろう。

この高校が大会に進めなかったことは残念だったが、番組のはからいによりたった4人だがその雰囲気を体験できたことは、
今後に大きな意味を持つだろう。
結果がどうであれ、彼らはいい経験をした。

番組のゲストに市村正親を呼んだのはいいアイデアだった。
彼はミスサイゴンでエンジニア役を長年していて、その演技力は定評がある。
「アメリカンドリーム」はやはり彼が歌わねば。
「オーディションこそ人生だ」という彼の言葉(いつも言っているらしい)はなるほど重みのあるセリフだ。

淀川工業高校には笑ってしまった!
クラリネットの吉良君はいい根性をしている!
今まで基本練習の「ロングトーン」を練習してきて、テレビカメラを向けられても「基本が大切」と言う。
だが、「学内オーディション」に向けて、この練習をおろそかにしてしまう。
指導者から、音の不十分さを言われ、「全国(放送)で基本が大切と言いながら・・・」とオーディション後で突っ込まれるのは鋭い指摘だった。
ただ厳しいだけでなく、生徒の練習方法までよく把握しているのには驚きだ。
部員は200人もいるというのに。
課題曲「風之舞」が耳に残った。


しばらくの間、「当然じゃ!」は忘れられそうもない。

最初は部員の危機感を出すための「当然じゃ!」。
そしてバスの中では代表に決まっての「当然じゃ!」。名言だった。
淀川近辺ではこのセリフが流行っていたりして!

オーディションも、「これでいいのか?」「これが大阪で一番か?」ということを指導者は盛んに言っていた。
厳しいが全国に行くためにはこうした厳しさが必要なのだろう。

大会前日、指導者に「出て行け!」と言われて全員で練習場から追い出されて男子生徒が何を言うかと思ったら、「走るか?」だった。
だがすぐに女子部員に、「大会前日でしょ!自覚を持って!」と却下されて練習場に戻った。
誰も止めなかったら、みんなで校庭を走ったのだろうか?
こうなると演奏と言うよりも吹奏楽は「人間力耐久大会」だ。
真剣に練習をやっているからこそ、ピンチになった時の対応が興味深かった。いい「人間ドラマ」を見た。
逆に、個人の対応を考えて指導者は生徒に無理な課題を求めるような発言をするのだろう。
突き放すように厳しい言葉を浴びせながら、「自分で考える」ことを大事にする。

さすがに全国で金賞18回(今回で19回目)の淀川工業高校はすごい!
場所を何回も移動して練習するのは時間的なことを考えると、なかなかできないことだろう。
音の響きがうまくいかないとすぐグラウンドにに移動。
そしてまた室内に戻る。指導者の「思い切り」がいい演奏を生む。
すごい指導者が日本にもいるものだ。ただただ感心した。


今回、「全国で1万を超える団体がコンクールに参加している」
とのこと(大会プログラムから)。
ということは日本各地で、いろんな場所でいろんなドラマがあったはずだ。
ある場所では、部員が集まらなくって困ったり、
いい指導者がいなかったり(これは本当に悲劇としか言いようがない)、
楽器が満足に買えなかったり、
そして吹奏楽への理解がなかったりしただろう。
今回の番組が偉大なのは、「全ての高校生が実は主役だった」
ということを全国の人に知らしめたことにある。
そして実は私たちが知らないだけで、
「すごい世界」というものは身近にあるのかもしれない。


ある指導者や生徒は番組を見て、「これではいつまでたっても普門館には行けない」と悟ったり、
「今までの指導は足りないものがあった」と反省したり、
「もっと部活動に理解を示そう」と考え直す学校関係者もいるだろう。
その悩みがいつの日にか自分たちの高校を普門館へ導くかも知れない。
「いい演奏」では金賞を取っても代表権はなかなか取れない。

あまりに番組が面白かったので、毎月ビデオで見たいくらいだ。

参考になった記事

おススメ「吹奏楽の旅」(つれづれバボ日記)



「青春の軌跡」1980-1984/淀川工業高校吹奏楽部「青春の軌跡」1980-1984/淀川工業高校吹奏楽部

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最終更新日  2004.11.05 01:55:19


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