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ドラマERの第8シリーズ(NHK総合テレビ)で、
黒人外科医のピーターベントンがカウンティ総合病院から去った。 第10話 「クリスマスはわが家で」でのことだ。 この回はニコルの妊娠とかケリーの「彼女」とかはどうでもいい。 ピーターこそが主役だ。 息子を手放したくないばかりに彼は勤務時間の短い病院に移らねばならなかった。 息子の親権をめぐる「父親対父親」の裁判では、 このピーターの判断によって逆転勝利した。 以前の彼なら名声と地位を優先しただろう。 まさか彼が息子のためにカウンティ総合病院を出るとは思わなかった。 上司であるロマノが驚くのも無理はない。 冷酷な一面を見せる彼だが、裁判で争ったロジャーがリース(息子)にクリスマスプレゼントを持って来る場面では、 冷たくあしらうように見せて、「自分で渡してやれ」と言う。 ピーターの優しい一面が見られて嬉しい。 彼は優秀な医師で、何人もの患者を救った。その反面野心家で、何回か問題も起こした。 彼が監督した医学生デニスガントの地下鉄事故で、大きな傷を持った。 多くの人はこの事故を自殺と考えただろう。 もちろんその背景にはピーターの厳しい指導があった。 「黒人なら人より努力しろ!」というのは、ピーターの経験から出た言葉だったが、 ガントの立場になればこの言葉と指導はあまりに厳しかった。 有名な心臓外科医のビューセリッチに医師としての姿勢から対立もした。 そのために立場を危うくしたが、ピーターは自分の信念を貫いた。 立派だった。 ロス(ジョージ・クルーニー)の診断ミスを指摘したのもまたピーターだった。 グリーンからはミスの公表を止められていたにもかかわらず、 最後にはミスを伝えてしまうのがまたピーターらしかった。 駐車場でトラブルになり、男を殴って指を脱臼し、カーターに治してもらったこともあった。 最後の勤務で彼は、誤って強盗と間違えて母親に銃で撃たれた息子を担当した。 クリスマスとには厳しい状況だ。 このドラマの憎まれ役で上司のロマノは、助からないと最初からあきらめていた。 そロマノに対してピーターは「出て行ってくれ!」と一喝した。 そしてエリザベスとともに懸命の治療にあたる。 彼女もまたピーターがいなくなることを惜しむ1人だ。 ピーターの努力があって、撃たれた少年は助かる。 腕を組むロマノの前を通り過ぎるピーターはひたすらカッコよかった! ピーターの退職後、彼をジョギングするコースで待ち構えていたカーターはこのドラマとともに成長した。 ピーターとは「子弟関係」にあった。 カーターが薬物中毒になった時、彼を助けたのもベントンだった。 そのカーターを指導していたピーターはその役目を終えたという事なのだろうか? 「おかげでいい医者になれました」と言うカーターに、 ピーターは「修行が足りない!」と一喝した。 口の悪い彼らしい科白だ。 ピーター、君はいい医師だ。 誰が認めなくても私がそれを認める。 今までありがとう! 君の事は忘れない。 追記(ネタばれあり!) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ このドラマでは、「いい人」が病院を去る傾向があるようだ。 看護師キャロルハザウェイ(ジュリアナマルグリース)も、 ピーターとつきあっていたジェニー(ドクターアシスタント)もいなくなった。 第6シリーズで医学生ルーシーナイトも亡くなった。 ルーシーは誠実で結構いいキャラクターだったのに残念! 残ったのは憎まれ役のロマノとケリー。 でもロマノには厳しい現実が待っている。 第9シーズンではヘリに巻き込まれて左腕をちぎられてしまう。 その後、別の事故で死亡するらしい(私はまだ確認してません)。 ケリーにも、是非不幸になってもらいたい。 私は彼女の不幸を心から望んでいる。 ピーター・ベントンをめぐる人間関係 *現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。 トラックバックも受け付けています。ただし殺人を正当化しない人に限ります。削除もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.12.20 19:32:01
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