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りゅうちゃんミストラル

2005.05.26
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カテゴリ:政治
小泉首相と中国副首相である呉儀氏との会談が、
中国側の都合でキャンセルしたことに日本国内では批判があるようだが、
私にはその怒りの理由がわからない。

確かに政治局員で「格下」の副首相が中国側からの会談申し込みにもかかわらず、
それをキャンセルするとは礼儀に反している。
今回のキャンセルで中国を批判するのはたやすい。
しかし中国批判に意味があるか?中国は批判されて簡単に謝罪するか?
反日デモ出すら謝罪しなかった中国が。
ここで感情的になって反論しても中国は反省すらしないだろう。
外務省はただ「中国側の態度は非礼である」と表明すればいい。
余計な批判や怒りは不要だ。

以下の文章を読んでから、もう一度この騒動の背景を考えてもいいのではないか。
まずはこの報道から。

中国会談キャンセル:「内政干渉」引き金に(毎日新聞)

怒りの理由がわからないその根拠は簡単。

1、中国は話のしにくい国だ。今怒っても無駄。
2、小泉や国のメンツはどうでもいい。「実」が大切。
3、小泉はいつから靖国参拝しているのか?その目的は?
4、日本が今怒ると中国側が感情的になる。


会談がキャンセルされたのは小泉首相の靖国神社参拝が背景にあるという。
ここで問題整理のために靖国神社について語らねばなるまい。

歴史認識については5月21日の日記に書いたが、中国もかなり怪しい。
日本は過去に誤った政策から多くの人を犠牲としてきたが、
中国はチベットなど現在もその政策の誤りを続けているからだ。

もちろん日本に問題がないわけではない。
日本が中国に侵略したことは日本政府が日中共同声明で認めているし、
靖国神社で合祀されている人たちは「戦争加害者」が含まれている。
現状では靖国参拝には大いに問題がある。

彼が純粋に「戦争を二度と起こしてはいけないという気持ちで戦没者に敬意と感謝の誠をささげたい」と言うなら、
国会議員になる前から小泉は靖国参拝すべきではないか?
それとも小泉は首相になって初めてそうした気持ちになったとでも言うのか?
小泉には個人としての「信教の自由」がある。
ただ小泉はすでに首相だ。「公人」として多くの人から見られる。
「私人であった学生時代から靖国参拝はしていた」という話ではないはずだ。

加えて小泉の靖国参拝は何が目的なのか?このことを考えてみる必要がある。
よく言われるのが「日本遺族会」などの票を目当てにした票集めが目的であるという話。

小泉が票集めで靖国参拝しているなら、
それは靖国に眠る方々に対し失礼ではないか?


このことについては以下のページが詳しく書いている。

小泉首相、年頭に靖国神社参拝できず(虎視牛歩)

問題になった小泉はそれでも靖国参拝で追及されると、
「罪を憎んで人を憎まず」
「靖国参拝、他国が干渉すべきでない」
とのたまった。
ならば小泉はドイツ訪問の際にはヒットラーの墓を参拝するのか?
(ヒットラーの墓が実際あるかどうかも私は知らないが)
イタリア訪問時にはムッソリーニか?
そんなこと言って誰が納得するかね?
(この話になると、「ヒットラーと日本のA級戦犯は違う!」という反論が出てくる。
しかし後で述べるが日本は東京裁判での判決をサンフランシスコ平和条約で認めている。
日本ではホロコーストはなかったが、基本的に両者の扱いがそう大きく変わるわけではない)

「他国が干渉」発言については、日本が中国に侵略したから問題になっているのに、
小泉にはそのことがまったく理解できていないらしい。

これもよく言われることだが、靖国神社には「死者を差別する」ことが当たり前のように行われている。
これがもし「国のために犠牲になった人を広く受け入れる」のであればまだ理解もできる。
総理大臣が参拝しても理解まだしやすい。
ところが実際には「死者を差別する」のが靖国の実際だ。
以下の資料を読んでもらいたい。

靖国神社

西郷隆盛を合祀せず、被差別部落の人々を死してなお差別しているのに、小泉は「死んだら神様」のつもりなのか?
結局靖国は「天皇のために死んでいった者」しか入れない狭い考えを持っている。

日本人でさえこうした問題がある靖国神社のことを、
中国人が理解できるわけがない。理解できなくて当然だ。

さらにこの靖国参拝問題を理解するために、
サンフランシスコ平和条約(1951年)極東国際軍事裁判(東京裁判)
についても語らなければなるまい。

サンフランシスコ平和条約の第四章(政治及び経済条項)第十一条にはこうある。

>日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し、且つ、日本国で拘禁されている日本国民にこれらの法廷が課した刑を執行するものとする。これらの拘禁されている者を赦免し、減刑し、及び仮出獄させる権限は、各事件について刑を課した一又は二以上の政府の決定及び日本国の勧告に基くの外、行使することができない。極東国際軍事裁判所が刑を宣告した者については、この権限は、裁判所に代表者を出した政府の過半数の決定及び日本国の勧告に基くの外、行使することができない。

つまり日本は正式に国際社会への復帰を宣言する際に、
東京裁判の判決を受け入れるということを国際的に確認したということだ。
この裁判には現在でも多くの異論が見られるが判決を覆したいのなら、
それを国際的に認めさせることが必要となる。
もちろん挙証責任は証明する側にある。

中国や韓国など戦争被害を受けた国、
そして国際社会がこのサンフランシスコ平和条約の破棄を認めない限り、
日本は靖国参拝で問題となっているA級戦犯合祀について反論できない。
(これについても1953年(昭和28年)衆議院本会議における、
「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」を根拠として反論する者がいるようだが、
こうした決議は日本国内でしか意味がない。
日本により戦争被害を受けた中国や韓国はもとより、
国際社会を相手に日本の国会での決議を根拠にするのはまったく説得力がない)

A級戦犯が合祀されている靖国神社に公人が参拝することを、
以上の点から中国や韓国が理解するわけがない。

だが、靖国神社参拝に文句があるなら呉儀氏は小泉に直接言えばいい。
何故せっかくのチャンスを無駄にするのか?
呉儀氏の会談キャンセルはいかにも幼稚なやり方だ。
もし呉儀氏(または中国政府)が感情的になっているとしたら、政治家としては失格だ。
それとも呉儀氏は言論で小泉と勝負できないのか?自信がないのか?
会談をキャンセルすることに何か深い意味でもあるのか?

以上のことから私は今怒りを中国に向けるのは、
日本にとってメリットがないと判断する。
ここは広い心を持って中国と接しよう。
決して中国と同じ土俵に立ってはいけない。


聞けば呉儀副首相は「中国版鉄の女」と言うではないか?
今回のことでわかったように彼女は懐が狭い。
「元祖鉄の女」サッチャーが怒るぞ。

ただ結果的には呉儀副首相と小泉の会談がなかったことはよかった。
たとえ両者が会談することになっても、
急にキャンセルするような呉儀副首相とはまともに話はできまい。
現状では口ゲンカになるだけだからだ。



参考になるページ

靖国神社HP

遊就館(靖国神社付属施設)の写真

靖国神社・遊就館 昭和館

靖国と戦争/日記のようなもの(302)(名無之直人の日記)

呉儀副首相ドタキャン(ブログで情報収集!Blog-Headline)




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最終更新日  2005.05.29 16:28:42
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