テーマ:サッカーあれこれ(19758)
カテゴリ:スポーツ
ワールドカップ、アジア3次予選バーレーン対日本。
日本時間26日深夜マナマで行われた。 ミスから日本は後半失点して0-1で負けた。 バーレーンに敗れる 日本はグループ2位に後退(スポーツナビ) 日本の先発は以下のとおり。
遠藤を先発で使わず、3-5-2の布陣。 これには私も驚いた。 なぜ慣れないフォーメーションを使うのか。 バーレーンの監督を必要以上に恐れたとしか思えない。 後半、山瀬に代えて遠藤を投入するのなら、最初から使えばいい。 それとも遠藤は体調不良でもあったのか? この試合、日本は明らかにおかしかった。 まず中盤の構成力がない。「タメ」が作れない。 中村の能力に疑問を感じた。 チームとしても勝つための戦略が統一できていなかった。 トライアングルを作ってパス交換するのが日本の形。 なのに焦って前にボールを蹴っては奪われる。 速攻を狙うのなら、緩急を使わないと効果がない。 バーレーンは日本の攻撃を待って反転速攻するのが狙い。 チームの特質を考えずに相手の土俵で戦ってどうする? UAEで直前合宿を組んだ結果がこれだとは不可解だ。 岡田と選手たちはドバイで何をしてきたのか? バーレーンは最初から強く当たってきた。 この当たりで日本はますますパス回しができなくなっていく。 よく言われる「FWの決定力」だが、この日は事情が違っていた。 ボールが供給されないのでは、FWが誰であろうと関係ない。 もうひとつ気になったのが間合いの取り方。 バーレーンがミドルを狙うのは日本選手がコースを消していないから。 なぜJリーグが発足したかといえば、全てはワールドカップのため。 代表強化が必要だからだ。 プロ化することによって選手たちは相手との距離感を学ぶ。 だが最近の代表はこの距離感がまるでできていない。 前半終了間際、日本はピンチを迎える。 だが幸運にも失点は免れた。 この試合、「日本に運がなかった」などと主張する人がいたとしたら。 その人はサッカーを知らない。 または試合を観てなかったかどちらかとしか考えられない。 後半3分、バーレーンのシュートがクロスバーに当たった。 前半終了間際から、日本は幸運の連続だった。 川口はいいキーパーだ。 相手を読めするし、実力もある。 だが彼をひと言で評価するなら「運で守るキーパー」。 この試合も日本と川口にとって強運があった。 しかし運だけで勝てるなら苦労はない。 日本はワールドカップ本大会でもっと結果を残しているだろう。 問題の後半32分。 バーレーンは左サイドを破り、イスマイル・ハサンがクロス。 テレビ中継では松木がトラップの瞬間のハンドを主張していた。 だが、それは主審が決めること。 このクロスに川口が飛び出すもののボール処理が中途半端になった。 前半から日本を脅かしていた9番のフバイルに頭で合わせられた。 ボールは弧を描いて中澤も届かないゴール隅へ。 せっかく運で守っていたのに、ミスから失点。 だが日本が負けたのはここで失点したからではない。 0-1になってから、日本にとって攻撃の時間はあった。 しかも目が覚めた日本は遠藤を投入して「タメ」ができるようになってきた。 さらに、多くのバーレーン選手たちは疲労がピークに達していた。 特に背の高いDF陣は足がつっていて日本が反撃する要素はあった。 日本はここから少なくとも同点にすることはできた。 そうならなかったのは日本に実力がなかったから。 グループ2位は今の日本にとって妥当な位置。 日本人である前にサッカーファンであるなら、バーレーンを褒めるべき試合。 当然だがサッカーは日本だけのものではない。 バーレーンは勝つべくして勝った。 ただそれだけのことだ。 どこの国もワールドカップに出たい。 その中で予選を勝ち抜くには相当な危機感が必要だ。 日本の予選突破が当たり前のように思ってはいけない。 *********************** 関連記事 正当な敗北 ≪ワールドカップ・アジア3次予選≫バーレーン 対 日本 サッカー日本代表W杯3次予選守りだけの戦術で守り切れず3次予選突破へ危機感だけを残した 【サッカー】W杯3次予選、バーレーンに敗退
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最終更新日
2008.03.27 10:26:37
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