テーマ:サッカーあれこれ(19774)
カテゴリ:スポーツ
北京五輪、男子サッカーの初戦はアメリカと対戦。
後半始まってすぐの失点で日本は0-1と負けた。 試合終了 日本、初戦を0-1で落とす(スポーツナビ) 日本の先発メンバーは以下の通り。
強いと評判のアメリカに対して、反町は4-5-1を選択。 森本ワントップの下に谷口がシャドー役になった。 アメリカは日本と違ってオーバーエージを使ってきた。 ゲームキャプテンは36歳のマクブライド。 GKにもグザンを起用。 このグザンの豊富な経験が、日本を苦しめることとなる。 その風貌はとても24歳には見えない。 夕暮れといっても暑さ(温度と湿度)が残るスタジアム。 その中でアメリカは動きが鈍い。 試合が始まってすぐ、暑さは日本に味方しているかと思われた。 日本が大きなチャンスをつかんだのは、前半21分。 右からのコーナーを本田圭が蹴る。 ショートで内田から香川につないでクロス。 ゴールに詰めていた森重がボールに触れず得点ならず。 このまま0-0でハーフタイムへ。 後半が始まってすぐ、アメリカは日本ゴールを襲う。 DFの2番、ウィンが右を破って上がる。 クロスボールにホルデンがシュート。 日本は気をつけなければならない時間帯に失点してしまった。 その後、追いつきたい日本は交代枠を使う。 梶山に代わって李。 森本に代わって豊田。 香川に代わって岡崎を投入。 ワントップから一転、FWを並べた。 しかしリードしているアメリカは残り時間を使うのが上手い。 特にGKのグザンはイエローをもらいながらも時間消費。 イライラする日本選手たちがこの時は子どもに見えた。 このゲーム運びこそがオーバーエージの利点なのだろう。 グザンはハイボールの処理も確実で、いい選手だった。 試合はこのまま0-1でタイムアップ。 ベンチワーク次第で引き分け、又は勝てる試合を落とした。 アルゼンチン戦の記事でも書いたが、ワントップに無理はないのか? 私には疑問が残る。 アメリカが素晴らしいわけではなかっただけに、この敗戦は残念。 気になったのは敵ゴール前でシュートに行かない積極性のなさ。 少なくとも前の日の女子なでしこジャパンにはその積極性があった。 この姿勢には私も怒り、失望した。 ピッチの状態や暑さは関係ない。 それはアメリカも同じ条件だし、日本も承知の上で参加している。 中国のスタジアムが日本に批判的なのも覚悟すべき要素。 審判の問題は確かにある。 しかしそれを言い訳にして、どれだけの人が納得するのか? 笛に不満があっても結果を残す。 それが代表チームであり選手たちではないのか? 問題を環境にすりかえると、本質は見えなくなる。 日本はナイジェリア、オランダとの対戦を残しているが苦しくなった。 だが、日本チームまだ何も失ったわけではない。 持てる力のすべてを出して戦ったわけではない。 ましてや負けるために予選を戦い、北京へ行ったわけでもない。 中国で戦っている五輪代表。 予選で出場しながらその最終メンバーに残れなかった選手たちがいる。 彼らの悔しい想いをどう結果に結びつけるか。 まだそのチャンスは残っている。 残り2戦、総力戦だ日本! 追記 かつてアメリカは「サッカー不毛の地」と呼ばれてきた。 この国はアイスホッケー、アメフト、野球、バスケットが盛ん。 サッカーは一部の人が好む、マイナースポーツでしかなかった。 しかし最近では状況が変わっている。 中産階級を中心に、子どもをサッカースクールに通わせる母親が多くいる。 彼女たちは、車を買う際にサッカーのことをまず考える。 こうした母親を「サッカーママ」と呼ぶ。 彼女たちの存在は大統領選挙にも影響すると言われている。 アメリカは変貌した。 「サッカー不毛の地」から「隠れたサッカーの国」へ。 アメリカでのサッカーは裾野が広く、将来の代表強化にもつながる。 *********************** 関連記事 とにかくFWは要求を突きつけろ! ≪北京五輪・サッカー男子≫対アメリカ戦 初戦敗れ 勝ち点0 北京五輪:反町ジャパンアメリカに不覚…勿体ない試合!!
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最終更新日
2008.08.08 08:52:47
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