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りゅうちゃんミストラル

2009.09.25
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テーマ:ニュース(71345)
カテゴリ:ニュース
24日、国連安保理は首脳会合で「核兵器のない世界」を目指すと決議した。

国連安保理:首脳会合 「核なき世界」決議 軍縮への努力誓う 全会一致、採択(毎日新聞)

     

核実験全面禁止条約(CTBT)を批准していない核保有国アメリカと中国。
この両大国が「核のない世界」に向けて、どう対応するのか。
次の注目点はそこだ。

アメリカは経済が危機的状況を迎えている。
アフガニスタンという弱点もある。
中国も核兵器に予算をつぎ込んでいる余裕はない。
国内に問題が山積しているからだ。

これはイギリスも同じ。
ブラウン首相は核搭載の原潜を4隻から3隻に減らす方針。
これは財政赤字から、軍事費を削減する必要があるため。
(ただし核弾頭の削減については言及なし)

ブラウン英首相:「核戦力、縮小の用意」 原潜削減、安保理できょう表明(毎日新聞)

ロシアを含め、多くの国で軍事費どころじゃない状況がある。

クリントン国務長官は、CTBT批准に意欲を見せている。

宣言採択、早期発効訴え=米国務長官も批准に意欲-CTBT会議(時事通信)

一方、中国は胡錦濤国家主席が国連総会でこう演説した。

「中国は首尾一貫して核兵器の廃絶と闘う」
(下の日経記事から引用)

「核廃絶へ全力で闘う」 中国国家主席、国連演説で表明(NIKKEI NET)

アメリカ国内では「核兵器は必要」とする意見が共和党などで根強い。
クリントンが議会をどう説得するのか。
国内の意見をまとめられないようでは、他国も追従できない。

もちろん日本も被爆国として「核のない世界」を目指す。
岡田外相は、CTBTへの早期批准を訴えている。

CTBT早期発効を呼び掛け=岡田外相(時事通信)

だが、こうした動きに水を差す意見もある。

例えばニューズウィーク日本版9月30日号。
これには核廃絶が必要かと問いかける記事がある。
「核兵器廃絶は世界の平和を崩壊させる」というタイトル。
国際版副編集長のジョナサン・テッパーマンが書いている。

その記事はこう主張する。

「核兵器が世界を危険なものにしているとは限らない」
「むしろ核兵器は世界をより安全な場所にしている」


日本人で、こうした意見に賛成する人の割合を是非とも知りたいものだ。
共和党の一部が核廃絶に難色を示しているのは、こうした根拠なのだろうか。

以下の二つのポイントが挙げられていた。

1、広島と長崎以降、核兵器が使われたことはない。
2、核保有国同士の戦争は起きていない。

   
そして、オバマの提唱した「核のない世界」は挫折すると予言している。

今まで起きなかったことが、どうして今後も起きないのか?
それをこの記事は説明できていない。

この記事が正しいのかどうか。
一度、ニューズウィーク日本版9月30日号を読んでみるといい。

人は間違える。
だから毎日交通事故は起きる。
多くの目で監視しているはずの巨大システムも同じように間違える。
だから原発で事故は起きる。
厳重に管理、整備されているはずの巨大航空機も墜落する。

何かの間違いで、核兵器が使われない保障がどこにあるのか。
今後、核保有国同士の戦争が起きないという保証もない。

オバマが勇気ある宣言をしているにもかかわらず、世界は動きが鈍い。
やりもしないうちから「無理だ」という諦めは、どこから来るものなのか?

もっとひどいのがオバマによる「核のない世界」を知らないで彼を批判する人。
しかも、その人は「知識人」として世界情勢を語っている。

オバマの主張を理解しないで批判する人。
そしてやりもしないうちから諦める人。
こうした人たちがいる限り、「核のない世界」実現は難しい。

それでも救いはある。
オバマの訴えに耳を傾ける人たちが多くいることを私は知っている。
「核のない世界」実現は遠い未来になるかもしれない。

しかし遠い未来を信じている人が夢を語る限り。
夢が現実となる日がきっとくる。

「核のない世界」の実現を、あなたは信じますか?
それとも何もしないうちから無理だと諦めますか?


追記

この国連決議では、「原子力の平和利用」についても触れている。
日本では、原発が「トイレなきマンション」であることはすでに明らか。
高レベル核廃棄物の最終処分場もないまま原発を運転している。
しかも、青森県に六ヶ所村にある高レベル核廃棄物処理工場。
2008年に操業開始予定だったが、今も動いていない。
度重なるトラブルに見舞われているからだ。

六ヶ所村再処理工場の課題と現状

東西冷戦の時代、「核を平和利用しよう」という動きがあった。
「核兵器より役に立つ原発を」という考えは自然でもある。
しかし、原発という「平和利用」が行き詰っていることも確かだ。
「平和利用なら何でもいい」という安易な考えがあるなら。
それは今のうちに捨てておいたほうがいい。

再度追記

ニューズウィークは6月10日号でも似たような記事を発表していた。
「核廃絶幻想に潜む危険」というタイトル。

この記事は、ケネス・エーデルマン(元米軍備管理軍縮局長)によるもの。
記事ポイントは以下の通り。

1、現実を直視すれば、北朝鮮とイランが核廃絶に応じるわけがない。
2、なぜ核廃絶で止まるのか?いっそ戦争をなくせ。
3、パキスタンの安定、核物質の取引停止など優先順位が違う。
4、米ロの核軍縮は、イランや北朝鮮の核に対する関心を弱めない。


金正日やアフマディネジャド大統領の政権はいつまで続くかわからない。
近未来で考えても、先行きは不透明だ。
「北朝鮮とイランが核廃絶に応じるわけがない」というのも説得力がない。

「なぜ核廃絶で止まるのか」というのは意味がある意見なのか?
エーデルマン自身は何かしているのだろうか。
戦争のない世界のために。
初歩的な議論の場合によく使われる手がある。
相手ができそうもないことを持ち出して批判することが。
エーデルマンもそれに陥っていないだろうか。

「北朝鮮とイランが核廃絶に応じるわけがない」と主張するエーデルマン。
その一方で核廃絶ではなく戦争廃絶を求めるのはどこかおかしくないか?

将来、オバマが目指す「核のない世界」が実現した時。
人類は次なる目標である「戦争のない世界」を目指すだろう。
「核のない世界」実現には多くの段階が必要だ。
今日世界中にあるものを明日ゼロにすることがどんなに難しいか。
小学生でも理解できる。

もしエーデルマンが「戦争のない世界」を目指して。
何か行動しているのであれば。
どなたか私に教えてほしい。
その時は、喜んで私は彼に謝罪する。

不思議なのは、オバマの言う「核のない世界」を否定したい人たちが多いこと。
また、「核兵器はコントロール可能」という根拠なき信念がどこかにあるようだ。
核兵器によるミスは一度で命取りになる。世界が終わってしまう。
これはゲームではなく現実に起きていること。

この世には核兵器廃絶したくない人が多いらしい。
だとしたらとても悲しいことだ。

***********************
関連記事

ニューズウィーク日本語版のレベル

↑6月10日号についての記事。
参考にさせていただいた。

国連安保理で核なき世界を決議

↑ブログヘッドライン。この件に関するブログ記事を紹介。

オバマ大統領の言う、核兵器なき世界の実現にともなう困難に幻想を抱かないということ



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最終更新日  2009.09.28 20:51:21
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