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カテゴリ:読書
「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読んだ。
この本がベストセラーだということはずっと前から知っていた。 「そのうち無料で読めるだろう」と考えたが、その無料の日がやってきた。 タレントの遥洋子が東大で上野千鶴子から学んだことを書いている。 上野千鶴子は社会学者。ジェンダー研究で知られている。 この本を読む限り、上野は教室で厳しい。 女子学生に対しても情容赦はない。 社会学は正解のない学問だと言われている。 人によって答えが違う。 だがありきたりな答えを上野は容赦なく批判する。 そりゃそうだ。 好き勝手言っているだけで学問になるのなら、新橋の飲み屋に行けばいい。 この本で出てきた上野の発言が印象に残る。 「女性の価値は美にはない」 正直、私はこの意見が間違いだと考えている。 「女性の価値は美にもある」が正しいのではないか。 問題は「女性の価値が美だけ」という点。 あっさりと全否定されてしまうと、私には疑問が残る。 もうひとつ印象に残ったのがこれ。 「オリジナリティは情報の真空地帯には発生しない」 情報の真空地帯にこそオリジナリティはあるのかもしれない。 しかしそれは「本当のオリジナリティなのかどうか」を判断できない。 やはり学ぶことは大切だ。 上野の言うとおり、「引き出しの多さ」は人を豊かにするのだろう。 ところで遥氏は何故新幹線に乗ってまで東大で上野に学ぼうとしたのか。 この本の後半部分で少し出てくるが、根拠があいまいだと私には思える。 東大、しかも上野でなければいけないのか。 京大や阪大では学べないのか。 議論の方法を学ぶなら、どこでもできそうな気がする。 あえて東大、しかも上野から学んだことがよかったと言えるところ。 それは知識ではない「直感」についての部分。 上野は遥に直感があると認める。 遥にしてみたら、その一言が何よりの宝になっただろう。 本人も認めているように、遥の学習能力は限界がある。 だが彼女の読書量はすごい。 大学に通い続けること。それと学ぶ努力は認めていい。 *********************** 関連記事 東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ 「大雑把な理解のプロ」に「学ぶこと」を学ぶ 『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 遙洋子 #3026 遙洋子著「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」 フェミニズムってなんだろう---『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ 遥洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』 ↑この本と「ケンカのしかた十箇条」について書いている。 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.04 20:15:07
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