2010/05/03(月)13:25
憲法記念日に考えよう
今日5月3日は憲法記念日。
各地で改憲派、護憲派による集会が予定されている。
特集:きょう憲法記念日 憲法論議、低調なまま 国民投票法、18日施行(毎日新聞)
毎日の世論調査によると、「改憲に期待」が約50%。
憲法記念日:きょう、施行63年 「改憲に期待」50%--毎日新聞世論調査(毎日新聞)
この50%を高いと見るか、低いと見るか。
人によって意見は違うだろう。
朝日の世論調査では憲法9条について「変えない方がよい」が67%いた。
憲法9条「変えない方がよい」67% 朝日新聞世論調査(asahi.com)
平和とは何か。
それは誰も殺さない。誰も殺されないこと。
今の9条がそのために貢献しているのか否か。
将来も日本に軍隊は必要ないのか?
在日米軍と自衛隊はどうあるべきなのか?なくていいのか?
憲法記念日である今日くらいは考えてみよう。
憲法の国民投票法が今月18日に施行される。
衆参両議院で3分の2以上の賛成があれば改憲案を国民に問うことが可能。
今は改憲のタイミングではないが、道は作られた。
これらの世論調査からわかること。
1、夏の参議院選挙で改憲が争点となることはない。
2、改憲に賛成でも9条は変えたくない人が多数派。
3、多くの国民にとって憲法改正の優先順位は低い。
現首相の鳩山も改憲したい一人。
だが、幸か不幸か問題山積の今、改憲どころではないのが実情だ。
10年後、50年後、憲法はどうなっているのだろうか?
追記
改憲派がよく主張する、こんな意見がある。
「今の憲法はアメリカが押し付けた。自分たちの手で憲法を作ろう」
なるほど。この意見には一理ある。
だが、核兵器における日米の密約を思い出してほしい。
核密約について考える
密約文書、佐藤元首相宅に
政治家は時に嘘をつく。
密約を結んだ政治家が非核三原則を提唱。
ノーベル平和賞を受賞したのは何という皮肉か。
政治家が示す憲法改正案を、国民はどの程度見破れるか。
憲法改正という「その時」のために。
政治家の嘘を見破る目を養っておこう。
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関連記事
憲法第9条とはなんぞや:憲法記念日の意味
↑検索して見つけた憲法記念日らしい記事。
天皇制や創価学会について語っている。とても興味深い。
私も今日の新聞一面広告「創価学会の日」は驚いた。
あの広告はいくらかかるんだろう。
「憲法記念日」の雑考(平成22年度版)
改憲に賛成の国民が、どんどん減少。but、「何が何でも」と中曽根&推進派
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