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りゅうちゃんミストラル

2010.05.29
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カテゴリ:アニメと漫画
「百億の昼と千億の夜」をコミックで読んだ。

     

この作品、元は光瀬龍の小説。
それを萩尾望都が漫画にした。

最初に出てくるのはギリシャの哲学者プラトン。
かれはアトランティスの謎を探るべく旅に出る。
エルカシアで古文書に接した彼は高度な文明と出会う。
プラトンの時代にはなかった照明機器。
調理法も独特で肉に焼き目がつかない。
透明なガラスさえあった。

眠りから覚めたプラトンが起きると、彼はアトランティスにいた。
しかも行政官オリオナエとなって。

アトランティスは豊かな場所だった。
しかし王は国土の移動を命じる。

多くの批判にもめげず、国の移動は始まる。
しかしその試みは失敗だった。
繁栄していた王国は崩壊を始める。


話は次の章へ飛ぶ。
インドに生まれたシッタータ(釈迦)は皇太子の身分を捨て、出家する。
そして戦いを続ける阿修羅と出会う。

さらに次の章になると、今度はイエスキリストの登場。
ベツレヘムで生まれた「ナザレの男」ことイエス。
この作品では品のない言葉を発する粗暴な男。

大天使ミカエルに出会ったイエス。
実は小物で、宇宙規模から見たら単なる地球連絡員でしかなかった。

イエスといえば裏切り者のユダもこの作品に登場する。
ユダはイエスを裏切り、弟子だった者も「イエスとは関係ない」と逃げ出す。

ここからがSF的な展開。
記憶喪失となったユダは、ゼン・ゼンシティの首相となる。
首相といってもやっていることは住人の管理官。
キリスト教(ユダヤ教)信者が読んだら怒りそうな展開。

弥勒も登場する。
56億7千万年後に現世を救う者として現れることになっている。

ライフワークとして手塚治虫に「火の鳥」があった。
それと同じように、光瀬龍と萩尾望都にはこの作品があった。
そう考えれば話が壮大であるということもおかしくはない。

しかしだ。
壮大すぎて消化不良に陥っていないだろうか?

人の生きる意味は何か?
宗教や伝説は何を意味するのか?
私が凡人のためか、理解しようのない部分が多すぎる。

「シ」とは?「惑星開発委員会」とは何か?
結局わからないまま終わっている。

「火の鳥」と比較するからいけないもかもしれない。
だが手塚は壮大なロマンを消化できるよう描いてくれた。
それだけにこの作品は何かが足りない。

そのうち小説を読んでもう一度理解するための努力が必要。
それまでベースになる比較宗教論を学ぶ時間が欲しい。

追記

なぜ、今になってこの漫画を読むことになったのか。
それは、以下の本がきっかけ。

「百億の星と千億の生命」

読書というものはタイミングだ。
カール・セーガン氏もびっくりのきっかけ。
どこに潜んでいるかわからない。

光瀬龍という作家についても解説が必要かもしれない。
ある年代の人にとって彼はなじみの深い作家。

「夕ばえ作戦」「北北東を警戒せよ」「暁はただ銀色」
「作戦NACL」「SOSタイムパトロール」などは小学生の時に読んだ。

この間、図書館で「作戦NACL」を見つけた時、とても懐かしかった。
しかも真新しいハードカバー!

だが彼は単に「子ども相手の作家」で終わらなかった。
「ロン先生の虫眼鏡」は共通一次試験に出題されたこともある。
この試験、今で言う大学入試センター試験のことだ。

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「百億の昼と千億の夜」光瀬龍/萩尾望都

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最終更新日  2010.05.30 19:18:53
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