2010/09/22(水)12:32
特捜検事、証拠隠滅で逮捕
21日夜、最高検は大阪地検特捜部の主任検事を逮捕した。
郵便割引制度悪用事件での証拠隠滅が逮捕容疑。
改ざんの特捜検事逮捕 最高検、証拠隠滅の疑い(東京新聞)
この件については前の記事で書いた。
検事が押収資料改ざん
話は簡単。
厚生労働省の元係長、上村勉被告から押収したフロッピーディスク。
この更新日時を改ざんした疑い。
逮捕されたのは主任検事の前田恒彦容疑者。
特捜部で主任となれば、検察官でもエリートの中のエリート。
将来は部長の座さえ狙える切れ者。
その切れ者が、なぜ資料を改ざんしてしまったのか。
狂った成果主義の結果なのか。
それとも組織的犯行を一人で背負う「生贄」なのか。
最高検の捜査がどこまで解明できるか。
昨晩から、大阪地検の幹部たちは寝苦しい夜にため息も出るだろう。
だが、この件は重大だ。
何しろ日本の法曹界を揺るがす大事件だから。
最高検が自ら逮捕するのは史上初。
もし、前田容疑者が起訴されれば。
日本の刑事裁判では一審の有罪率がほぼ100%。
これは前田容疑者を含む検事たちのなし遂げたことでもある。
裁判の結果有罪となれば、今後誰が検察官を信用するだろう。
容疑者は検事を前に、「お前も改ざんするんだろ!」と言い放つ。
容疑者でなくとも。
国民の多くが検察、というより法曹界に疑いの目を向ける。
起訴、有罪という結果がでる前に。
法曹界は大きく揺らいでいる。
なお、先日無罪判決が出た村木厚子元局長。
大阪地検の大島忠郁次席検事は上訴権放棄を発表した。
厚労省は村木元局長を元のポストと同等の待遇で迎えるという。
この間、村木元局長には大きな負担がかかった。
しかも控訴したところで勝ち目はほぼない。
さらには資料改ざんと大阪地検は恥の上塗りばかりだ。
下らないプライドだけで控訴しなかったのは当たり前だが妥当な判断。
今後、改ざん事件はどう展開するのだろうか。
私は今まで、検事が正義の象徴だと思っていた。
その認識は、もう通用しない。
すべての検察官に問う。
あなたたちを信用していいんだよね?
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