りゅうちゃんミストラル

2010/11/13(土)20:08

「進化論」芝田勝茂

読書(143)

芝田勝茂の「進化論」を読んだ。 進化論価格:998円(税込、送料別)売り切れです。 進化論そのものについては、かつてブログに書いたことがある。 「キリンの首はなぜ長いのか」(実吉達郎 PHP研究所)   進化論と宗教についても何回か書いた。 ダーウィンと進化論   進化論とインテリジェントデザイン これらの記事でも触れたように、進化論は一部の宗教批判される。 本作品を読む前に進化論、そして宗教に関して予備知識がない人。 その人たちにとってこの作品は刺激的なのだろう。 一般的に公立の学校では宗教と進化論を並べて解説しない。 それは、宗教的な偏りだと学校が批判されるのを恐れるため。 本来は中学あたりで詳しく解説すべきこと。 日本は宗教に関して寛容なのではなく、無知なだけ。 差別と同じで知らないということは怖い。 この作品の主人公は大学院生。 家庭教師をしている女の子が処女懐胎する。 「新人類」であるその子の誕生で、日本は分裂する。 新人類と共生しようとする一派と戦おうとする一派。 この本を今になって読んだのは、図書館で偶然見つけたから。 自分で買うかといえば、まず買わない。 一度読んだだけで読み返すこともない。 そのくらいの評価しかできない。 アイデアはいい。 だが、なぜこの本が多くの人に評価されていないか。 それはストーリー展開が「背伸び」をして書いてあるから。 もし中学生あたりがこの本を書いたのなら評価もしよう。 だが世界が狭く、登場人物も魅力に乏しい。 ヤングアダルト止まりの内容。 *********************** 関連記事 8月読了その10「進化論」 *********************** ※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。 バナーにクリック願います。    ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。 その場合リンクは必要とはしません。 意見があればメッセージでどうぞ。 ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。 今のところメッセージは全て読んでいます。

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