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カテゴリ:本の感想
苦しみや悲しみから一歩前に進もう という筆者のメッセージが込められている短編集です。
頼りにしていたクラスメートが通り魔に殺されてしまい、どうしたらいいかわからなくて自分もいなくなった方がいいと考えてしまう少年の話。 事故で片足を無くして自暴自棄になった少年がダイビングを始めることをきっかけに立ち直っていく話。 突然学校や社会のことが馬鹿らしくなって不登校になった中学生が、廃品回収のおじさんと出会うことで立ち直っていく話。 脳腫瘍ができてしまった少年とその父母、思いがけない祖父の死が少年の命を救ったのだろうという話。 などなど、どれも泣ける話です。 重松清のこの手の話よりもさらっとしてはいますが、その代わり端々にポイントとなるようなキメがあります。 その辺が私は好きです。 この人にはこういう話をもっと書いて欲しいです。 あ、ご存知 「4 teen」 もお薦めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 7, 2005 02:34:03 AM
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