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龍樹師のつぶやき - 思春期の子供を持つ父親

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Ryuju220

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February 12, 2005
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カテゴリ:本の感想
博士の愛した数式
3ヶ月以上前に図書館で予約したんですが、順番が回ってきました。

全体的に暖かい雰囲気の話でした。
家政婦の「私」、派遣先の老数学者「博士」、「私」の息子「ルート」。

数学者はずいぶん前の交通事故による障害で、それ以降記憶が80分したもたなくなってしまっています。なので、大事なことはメモにして背広にクリップ止め。それを毎80分見ては、「自分は80分しか記憶がもたないんだ」と認識します。

しかし、彼は純粋は数学者なので何でも数に結び付けます。

誕生日を聞かれた家政婦は「2月20日です。」(なんと私と同じです!!)と答えます。
すると博士は、自身が過去に受賞した学長賞の時計についている番号 284 と 220 が友愛数であることを教えます。
(友愛数については、調べるかこの本を読んでみてくださいね ^^;)

印象的なのは、「私」がプロの家政婦としてというよりも、人間として心のこもった世話をすること。
そして、頭が平らだから「ルート」と博士に呼ばれるようになった「私」の息子への博士のいたわりの気持ち。
そして、なにより博士の数学への愛。数字って面白いなあと本当に思いました。

ただ逆に疑問だったのは、なぜ博士はあそこまで子供を無条件に慈しむのか?
また、家政婦の依頼人である博士の義姉は、博士が大事な人にも関わらずなぜ粗末は離れに住まわすのか?
です。

最後に、私が心に残っているのは、養老院に入った博士を「私」「ルート」が訪ねたときです。
博士とルートがキャッチボールをする場面。
そして、「ルート」が数学の教員になると告げる場面です。

一字一句、読みこぼしのないようにゆっくり読もう、と思った本でした。





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Last updated  January 25, 2006 01:45:00 AM
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