2005/07/12(火)12:35
ユダヤ商人のお話
今日はふと思い出したユダヤ商人のお話をしてみたい。
☆参考書籍「ユダヤ商法」☆
とある街に若い商人が居た。その商人はある情報を聞きつけた。それは
とても豊かな国があるという情報だ。調べてみるとその国には無いものがあった
それは
タマネギ
その豊かな国には”タマネギ”が無いというのだ。
しかし、その国は砂漠を渡り、山を越えなければたどり着けない遠い国である
彼は一大決心をして「よし!その国にタマネギをもっていくぞ!」と旅立つ
たくさんのタマネギを抱えた道のりは険しく、時には猛暑であり、時には大雨にも
さらされ、山を越え、大きな川を渡ることもあった。
彼はそれを乗り越えて豊かな国に到着した。
しかし
彼は侵略者として捉えられてしまう。
○豊かな国の人
「おまえはなぜ遠くの国から我が国へやってきたのだ?」
○若い商人
「私は貴方の国の王様に会いに来ました。」
○豊かな国の人
「なぜ王様に会う必要があるのだ」
○若い商人
「はい。私は世にもすばらしくおいしいタマネギをいうものを持っております。
このタマネギを是非とも王様に食べていただきたくはるばる参りました。」
懇願する彼の姿に役人も納得し、王様にそのことを伝えました。
○王様
「遠くはるばるやってきた異国の人よ。そなたの申すタマネギというものを
一度食してみよう。しかし、私共の国には足りないものはないほど豊かだ。
そなたの申し出通りこのタマネギがすばらしいものなら交換に我が国の宝を
さずけよう。ただし!そなたの持ってきたものが私の口に合わぬなら
一生奴隷として仕える身となる。よいな!」
若い商人はそれを引き受け、早速調理をはじめます。
やがて王様と大臣の前にずらりとタマネギ料理が並びます。
「どうぞお召し上がりください」
初めてみる料理、そしてかぐわしい香り、何とも言えない食感
王様と大臣はうなるようにタマネギ料理をたいらげた。
「いかがでしたでしょうか?王様」
若い商人の持ってきたタマネギにだれも文句はない。
○王様
「大臣達とよく協議をした。おまえの持ってきたタマネギはすばらしい
よって我が国の宝と交換しておまえに授けよう」
若い商人は、たくさんの金銀財宝をタマネギを積んだ荷車に乗せて自国へ
帰ってきた。それは彼のみならず国をも潤すほどの宝だった。
その話を聞いた別の商人がだまっていない。
「タマネギがそんな財宝と変わるののなら私の国にあるニンニクはどうだ?
もっとすごい財宝や宝と交換することが可能ではないか?」
さっそくその商人は豊かな国へ旅立つ。
「さぁ~稼ぐぞ~」
彼のいく道のりもまた険しく、過酷な条件であったがそれを乗り越え豊かな国へ
到着した。そしてやはりとらわれてしまう。
○豊かな国の人
「おまえは何をしにこの国にやってきたのだ」
○別の商人
「はい。私は世にもおいしいニンニクというものを王様に食べていただきたく
はるばる遠くの国からやって参りました。」
彼はすぐさま王様の前に招かれます。
○王様
「そなたが持ってきたニンニクというものがどれほどのものか食してみよう
もしも、それがすばらしいものならば我が国の宝と交換してしんぜよう」
さっそく調理に取りかかる商人。
料理の出来映えも香りもその後を引く、何とも言えないもの・・・
王様と大臣は悩みました。(我が国の宝と交換しても良いのか・・・)
「遠い国からきた商人よ。おまえはすばらしいものを持ってきた。よって我が国の
宝と交換してやろう。持っていくがよい!!!」
さて、ニンニクを持ってきた商人が目にしたものとは・・・・・・・?
お考えください。(^^)
※書籍の中にある物語からあらすじを少々アレンジして抜粋しております。
この本、値段もすごいけど中身もおもしろい。
シェル石油がなんで貝殻の図柄なのか?あの会社のスタートは以外にも日本。
等々ユダヤ人のエピソードから彼らの商売に関する発送まで堅そうに見えて
実に爽快に楽しめる良書です。柔らかいようで固い頭の私のような人間に
ぴったんこな本でした。
おすすめ!
☆参考書籍「ユダヤ商法」☆
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