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~微風に舞う花びらのように~

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世亜羅

世亜羅

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2004年07月16日
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アナタから離れたあの日
僕は誓ったよね

月が昇りきったら迎えにゆくと
例え何処にいようとも 例えどんなことが有ろうとも

だからアナタを迎えに来た
陽は沈み 月が昇りきったこの夜に


嗚呼 良い風だね
心地良いよ とても アナタの傍は暖かい

白馬に乗り 君を抱えて
さあ つかまって 僕から離れないで


ほら 月があんなに近くに
美しくて 崇高な女神  
闇夜に煌めく姿は まるで母なる海の真珠

けれど その美しさ故に冷たさが
何者も寄せ付けない 尊い威厳を感じて
僕には明るすぎて とても見ていられない




ほら 草原の妖精の旋律
ふわふわと舞い上がり そして奏でる妖精輪舞
素敵だろう? ずっと僕と一緒にいられる


けれど 余りの美しい旋律も
僕の世界では アナタに敵わない
とても素敵なその美しい声 唄



さぁ 着いたよ




ほら 此処が僕の世界
足を踏み入れたら もう二度と戻れない
ケレド  アナタなら来てくれるでしょう?

真っ暗で 何も音のない
月も 光も 妖精も 何も 何もない
そんな世界でも 僕はアナタがいれば




さぁ アナタに初めて聞くよ









ねぇ  僕が怖い・・?
























そうだね  それで良いんだよ
僕から逃げて 逃げて下さい

アナタはまだ地上にいられる
僕は既に 地下への階段を下りているのだから





何もない世界で 僕はたった一人
月も 光も 妖精も 何も 何もないけれど

僕の中には 一つの思い出があるから
ランプのように 仄かな けれど確かに暖かい 
アナタとの思い出が



嗚呼  どうか  僕の代わりに・・・・







月の光が アナタを 見守っていて下さいますように・・・・



***









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最終更新日  2004年07月16日 22時37分26秒
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