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~微風に舞う花びらのように~

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世亜羅

世亜羅

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2004年11月06日
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カテゴリ:連載小説

えー、 先にコメントを・・。

10月31日にUPした 「赤眼の姫巫女」の第6話についてです。


本日「赤眼の姫巫女」の第7話を書き終えたところで・・

・・・なんと・・


設定が全く変わってしまったんです!(爆)


とにかく、最初考えてた方針と全然変わってしまったのです。
書いてるうちに;;


ということで・・

少し修正を加えさせて頂きました所存です。
本当に御免なさい、総て私の無計画さ故・・!!!(あぅっ!)

えーっと、とりあえず31日にUPした日記は
抹消という形で、
本日改めて更新させていただきます;;


・・・今度から計画練ってからUPしよう・・・


*************

メアリーに助けられ
世亜羅はアレンの待つ部屋へと走った


階段を昇り、ドレスの裾を踏んづけながら
やっと紋章が象られた扉を見つけた


「此処に・・アレンが・・」


世亜羅は部屋に押し入った


すると中はどうだろう
紅く鮮やかな刺繍が施してある絨毯

アンティーク調に作られたシャンデリアに鏡台

そして大きな天幕つきのベッド
其処にアレンはぐずぐずと泣きながら丸まっていた


世亜羅はため息をつき
アレンにそっと近付いた

彼は入ってきた彼女に気がついていない様である
相変わらず何かをぶつぶつ良いながら
拗ねていた

「アレン、何時まで泣いてんだい?」

「!!世亜羅姉!!!??」


アレンは跳ね返ったように此方を向いた

その顔は泣いてたのか怒ってたのか
何ともいえないほど酷い顔になっている

まったく・・ と世亜羅は腰に手を当てて
アレンを片腕で持ち上げ走り出した


「うわっ!世亜羅姉!なにすんだよ!?」

「煩いぞ、少し静かにしなっ!

 此処から逃げるんだよ!」

「はっ!?」


世亜羅は廊下に出て
メアリーの待ってるメイドの勝手口まで走っていった

アレンは何が何だかもうわからなかった

そりゃあ逃げるのには賛成だ
むしろそうしたいのだろう

けれど なぜか逃げられない気がする
なぜか 逃げちゃいけない気がした


アレンは複雑な気持ちで
世亜羅にしがみつくばかりだった



階段を下りて、メイドたちが使う勝手口に世亜羅はついた

其処にはメアリーもいて
世亜羅たちを早く、と急かしていた


「世亜羅さん、早く行きなさい!
 あとはまかせて!!」

「有難う・・恩は必ず・・!」


そして外に出た
そのときだった







「僕はそんなこと、許してないんだけどね?」





まるで何もかも見透かしていたように

銀色の髪が 電燈に照らされて靡いている



その顔はとても冷たく

かといって寂しげでもあった



「・・・レイヴィス・・!」


「全く・・とんでもないこと考えるよね。

 この僕から逃げ出そうなんて・・誰の差し金かな?

 ・・・メアリー?」


「御・・御主人様・・」


「黙れっ!彼女は関係ない!
 総て私が考えたことだ!!!」


世亜羅はレイヴィスに言う

自分がメアリーに無理に頼み込んだだけだ
彼女に罪は無い
あるとしたら私一人だ


「まあ良いけど。

 とにかく、アレンは置いておいてよね?
 君には何かお仕置きをしなければならないけど」

「・・・・御免だ、断る」


「君に発言権はないよ。
  
 此処においての支配者は僕なんだからね。
 君たちに自由は許されない

 わかる?
 君たちは僕の御人形なんだよ。 
 
 持ち主の云うことは素直に聞かなくちゃね?」


レイヴィスの冷たい瞳 冷笑

冷淡な言葉 すべてに世亜羅は憤りを感じた



私たちは貴族の所有物

生かすも殺すも彼ら次第


時として彼らは女を娼婦のように扱い

時として塵のように私たちを捨てる


人間としての権利 総てに付随する感情すらも

彼らの前では”DOLL”として扱われる




そんなこと・・





「私たちは御前の人形じゃない

 個々の感情を持った御前と同じ生物だ 」



『わたし達は人形じゃないのよ

 ひとりの感情をもっていきるあなた達と同じ人間なの』



「支配され支配する権利など誰も持たない

 生かす殺す権利など誰にもありはしない!」


『誰もが平等よ みんな みんな一緒なの

 いのちを奪うことなんて 誰にもできはしないわ』




赤い髪



紅い瞳




僕の記憶の片隅に残る


微かな ”偽善者”の記憶





どうして 重なったのか


どうして 彼女が此処にいられるのか










= 彼女は 裏切りの巫女

 
  それ以外の 何者でもない =













運命の歯車は


カタカタと音を立て 回り始める





******************


わかる方にはわかる、私のミスした場所^^;

わかる方にはわかる、私のオフ生活の無計画さ^^;;;





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最終更新日  2004年11月07日 21時53分55秒
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