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~微風に舞う花びらのように~

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世亜羅

世亜羅

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2004年11月08日
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カテゴリ:連載小説


「100年前も居た

 彼女は或る国の少女だった
 
 彼女は”巫女”として ”僕ら”と共に旅をした

 
 ”巫女”はクロノロジストを行うとき 唱を詠う
 
 ”巫女”の歌声に合わせ、「使徒」はクロノロジストを行う 」




だが・・・ とレイヴィスは言いかける

世亜羅は だが? と問い返す


その時に彼は 今までに見せた どの表情よりも冷たい

冷たく 冷徹な嘲笑を浮かべた




「 だが ・・・・・・ 彼女は裏切った 」



「 ・・・・・・」






「闇の軍勢が”僕ら”に刃を向けたとき

 彼女は僕らに弓を放った


 そう 彼女は闇の者に心奪われていた

 その瞳は狂った女の浅ましさを物語る」



「・・じゃあ・・クロノロジストは行えな・・」



「”巫女”が居ても居なくても 出来ることは出来る

 だが・・「使徒」の負担は大きい


 裏切り者は裏切り者 ”僕ら”は彼女を敵とした

 けれど 闇の軍勢には到底敵うはずも無かった」



彼は 呟く





「 テパ・・いや、「使徒」は喰われた

 巫女も 勝利を喜ぶまもなく奴らに喰われた

 僕の目の前でね・・・ 本当にバカな子だよ・・ 」


「ちょっと待て ・・・さっきから”僕ら”・・とか
 ”僕の目の前”って ・・・ 」


世亜羅が疑問に持つのも無理は無い

彼の年齢は見たところ20代後半だ

そしてこの話は100年前の話のはず
だが彼はあたかも”その場にいたような”言い方をしている
 
と、言うことは・・・


「お前は・・・・ エヴァンゲリストのひとり・・?

 では何故100年たった今も
 お前はこうして生きて・・・ 」


 
レイヴィスは肯定するかのように笑う

そして 失笑しながらこう言った



「 最期の力で 
 使徒が厄介な仕事を残していってね 

 
 僕が意識を取り戻したとき
 光に溢れた空間にひとり佇んでいた

 
 てっきり死んだのかと思って
 死なんてこんなあっけないものか

 そう思ったときだった 」





『 レイヴィス 』




「使徒が現れてね 僕にこういうんだよ」








***






『 レイヴィス ・・お願い、ボクの言葉を聞いて

 ボクはクロノロジストを行うことが出来なくなってしまった
 もうじきボクの身体も 跡形も無く消えてしまうだろう

 ボクの魂も”エターナルロッド(永遠杖)”と共に
 闇の世界の奥深くに封印される 』



             キミが悪いんじゃない 
                 僕は言った



『  でも・・・  』




             キミがそういうから
                 僕は疑問を感じた  





『ボクは  最期の希望を未来に託した』




***











「・・・・・・ 最期の希望?」


世亜羅は レイヴィスに問い返す


「そう   ・・希望 」













***






『ボクは最期に ”使徒としての命”を転生させるため

 源光石と共に天に送った

 闇の者は 使徒の命と身体、両方を喰らい
  
 初めて光と比敵する力を持つから・・』







『 そして 彼女も ”巫女としての命”を転生させるため
  
 源紅石と共に天に送った ・・ 』




                  ・・!!!
 
                 リヒト・・巫女はキミを・・!




『良いんだ  彼女を 許してあげて



 だから レイヴィス・・

 彼女の生まれ変わりの”巫女”と
 
 ボクの生まれ変わりの「使徒」を守って

 ボクの魂とエターナルロッドを救いに来て 




 そして今度こそ  その方とクロノロジストを・・・』











夢にまで見た   エレヴァスからの開放を



彼女と築き創める   ボク達のクロノロジスト(年代記)を ・・・・・・・・








***
  





「 そうして使徒は自身の魂をエターナルロッドと共に
  エレヴァスの奥深くに封印された

  僕達7人の エヴァンゲリストに100年もの命と
  時間を止まらせて
  
  僕以外のエヴァンの記憶を消して ・・・ね



  そして生まれ変わりの使徒に

  エターナルロッドの力の源である源光石「エターナリーストーン」を

  継がせるように
  

  もう一人の生まれ変わりの巫女に

  巫女の”身体の中”に存在する源紅石「ファイアリーストーン」を

  探し出せるように     」




レイヴィスは  笑う






「まさか ・・・エターナリーストーンが ”ガラス玉”とまで呼ばれるとは

 思ってなかったんだろうケドね ・・・?」





世亜羅は 耳を疑う

今 彼は何を言ったか



彼女は聞こえないふりをした

だが 彼は世亜羅に唐突にいう





「そう   アレンが   「使徒」   だよ」











・・・・・・・・・・・・・  嘘だ










「そして   源紅石が体内に埋まっていると

 力が溢れるのをセーブするため 
 
 生まれつき ”髪の色”と”眼の色”が 紅い 

 前の”裏切りの巫女”も 真っ赤な髪に 血のような瞳をもっていたよ 」










・・・・・・・・・・・・・・・・・   嘘だ













「  最初は 確信が持てなかった
  
   彼女の生まれ変わりが

アレンの近くにいるわけがないと思っていた


  
 
   あんなに慕っていた使徒を裏切った偽善者の 生まれ変わりがね





   でも どうやら僕の見込み違いだったみたいだよ

   さっき、キミが”100年前の彼女と同じ言葉”を言ったから 

   僕は確信が持てた   」














・・・・・・・・・・・・・・・   やめろ

















「  ・・・・・・・・・キミも   燃えさかる紅の髪と

   血のような眼を      持っている  」

















・・・・・・・・・・・・・・・・いやだ














「   そうか    キミが     巫女なんだね?  


   ・・・・・・・・・・      世亜羅?  」












・・・・・・・・・ 嘘だ


・・・・ 私が アレンが  ・・・  そんなの ・・・


・・・ 嘘  嘘だろう ? ・・・







*********************************************

更にややこしく!!(爆)

わからない事があったら聞いてください!

すみません、文章力がなくて・・・

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最終更新日  2004年11月08日 16時44分22秒
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