テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:詩
木枯らしに攫われ ただ立ち竦んだ紅の時刻 見えない壁は巨大な自尊心 打ち砕けば僕も消えてゆくだろう 雪が降り積もれば 降り積もるだけ 地面は高くなって僕を呑みこむ 何故 赤に染まれと願ったか 何故 貴方を愛しく思ったのか 幾度 消えたいと願った 幾度 貴方を想い描いた 木枯らしに攫われ ただ立ち竦んだ紅の時刻 見えない壁は巨大な自尊心 打ち砕けば僕も消えてゆくだろう 何故 あの壁を壊してしまわなかったのか 何故 あの愛しい人に縋らなかったのか 幾度 後悔を重ねたとしても あの木枯らしは もう二度と吹かない ******** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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