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2005年04月09日
テーマ：詩(898)
カテゴリ：カテゴリ未分類
幼い頃 切ないほどに 焦がれた夢は いつの間にか 目覚めて忘れてしまった夢のように 色をなくして 褪せていった 夢の記憶はセピアに染まって いつか童心と共に 風化して 時の風に魅せられるように ツマラナイ大人になった私を 捨てていった どうして 忘れてしまったのだろう どうして 嘲り笑ってしまったのだろう なりたくなかった ツマラナイ大人 逃げ回ってた あの幼き日の葛藤 いつのまにか 哀しいほどに 嫌な大人になってた私 ぼくは 新しい大人になりたいな 自分の利益だけを考える大人なんて ツマラナイ大人 いつか ぼくが大人になるとき 今の気持ちを 絶対に忘れたくないんだ ぼくよりもずっと後の子供達 数十年後のぼく達に恥じないような 大人になりたいな どうして 忘れてしまったのだろう どうして 嘲り笑ってしまったのだろう それが 私の夢だったはずなのに 遅すぎた夢 叶わない想い いつしかそれを”現実”と受け止めた僕らは ツマラナイ大人になっていく 遅すぎた夢 叶わない想い それは諦めた僕らへの試練の壁だ 忘れた夢を思い出して 叶わない思いを叶えようと”過去の現実”に立ち向かった僕ら 壁の向こうに広がる”未来の現実”をこの眼に刻んだときに 僕らはアタラシイ大人へとなれた ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2005年04月11日 16時21分59秒
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