今日は朝から豪雨。
こんな日は家で本でも読むのが良さそうです。
名古屋からの帰りに読み始めた、恩田陸「夜のピクニック」の続きを読むことに。
読者にまだまだ幼かった少年、少女時代を思い出させる、恩田作品。
かなり前に「六番目の小夜子」を読んで以来、恩田作品に魅了されてしまいました。
さて、「夜のピクニック」。
最近文庫化された、ちょっと不思議なタイトルのこの作品。
誰と誰がピクニック?
ピクニックなんかで何か起きるの?
などと思いつつ、名古屋駅で買ってしまいました。
ページをめくると、
そこには、青春の真っ只中にいる高校生達が。
夜のピクニックは、ある高校の年中行事。
それも夜通し歩くだけ。
まったく何て行事でしょう。
男の子も女の子もひたすら歩きます。
そんな行事の中で、少年、少女が織り成す不思議なドラマ。
いったい、何が起きるのかって?
特に何も起きませんでしたよ。
これ以上はネタばれするのでやめておきましょう。
期待通り、そういう時代もあったよなあと、思い出させてくれる作品でした。
もちろん、夜のピクニックなんてしたことはありません。
秋の夜長にピッタリの作品です。