2014/09/26(金)14:03
戯言(年寄の・・)
最近目につくのは、優しさのない親の姿である。
30代が多いように思うのは、私が、年齢が行ったからなのであろう。
良く私たちの若い頃は「今時の若い連中は」と言われていたが
それを今の自分が感じているのであるから、面白いものである。
だが良く考えると、その様な若者を育てて来たのは、
自分たちなのである。
今の若者は自分本位な所があるが、それを自由と勘違いしているのと
他人との接触が下手なように感じる。
確かに他人と接触は面倒であるし、私もどちらかと言えば下手である。
だが一部の若者ではあるが、挨拶を知らない。
それは親の躾もあると思うし、教育内容にも問題があるのであろう。
被災地に来るボランティアの若者は、あまり、その様な事は見かけないが
一般の結婚している人などは、こちらが話しかけているのに無視をする。
その様な人達は、大体文句だけ言う人が多い、
文句は言うが実行が伴わない人が多いように見受ける。
そこには親の躾が大切であるが、それが出来ていないのが現状であろう。
これは私達世代が蔑ろにして来た産物のように思える。
家庭での躾より経済的な事を優先して、自由を履き違えて教えて来た。
それが今になって感じるのであるから、人の生きざまは時とともに
変化して良い面を忘れさせるのかもしれない。
それは躾が暴力と化する部分もありうる、だが今は行きすぎた躾は
問題になり騒がれる。
そうなると何処までが躾で、何処までが暴力なのか分からない部分も
出てくるために、厳しさが失われかけている。
厳しさが無くなると我儘が子供たちに浸透する傾向が強くなる。
親も判断の付かない状況になって来ているので、強くは怒れない。
その様な状況下で育った子は、挨拶も人に対する労わりや優しさも
失われて、人間としての価値観を見誤ってしまうであろう。
そんな人達が多くなり、言いたい事は言うが、人に対する労わりや
優しさが無くなって来ているように思う。
基本的に自分本位なので、それが当たり前の人間を作り上げているのが
今の世の中であり、私達世代であると思う。
これからは、人としての考え方を教えて行き、人に対する
労わりや優しさを教えて行かなければ、自分本位の考え方で
犯罪に走りやすい人間を作ってしまう様に思う。