ヘフレレ

2006/02/07(火)08:43

乱(1985)黒澤明

映画(884)

リア王の翻案 CG無しでよくこれだけ、人と馬を集めたものだ。 ※imdbトリビアによると米国から馬を輸入したそうだ。 布陣のシーンでは次から次へと人馬が出てくる。 ともかく撮影のスケールが大きい。 鎧にしてもセットにしても金かかっているよなあ、という感じ。 ロケ地選びも、どこで撮ったのだろうと感心する。 ただしストーリーは、あらら。 話の規模のでかい老人問題? なんか3軒の都営住宅を舞台にして撮っても良かったような内容。 ※実際そのほうが身につまされる作品になったと思う。  男を破滅に誘う女、は蜘蛛之巣城とダブリ感が‥‥  血糊ピュっとかドバ、も自己模倣の失敗例 高齢の戦国武将、秀虎が家督を3人の息子に分け与えようとする。 その席で言い争いが発生、三男は家督相続を拒否して去ってしまう。 隠居を決め込むはずだった秀虎だが、その精神を逆なでする事態が次々と‥‥ スケールを味わう映画か。 ※一回見ていたはず(テレビ?)なのだが、半分くらいで記憶が飛んでいた。 マクベスを翻案した「蜘蛛之巣城」が傑作だっただけに残念。 リア王ってこんな話だっけ(←読んだけれど忘れている) セリフはちょっと良い。 ※IMDBからの英文を下に 出演陣ではピーター演じる狂阿彌が良い味。 楓の方(原田美枝子) は、いかり肩。 「馬印」が「日」+「月」=明・黒澤 仲代達矢(男優) 一文字秀虎 三兄弟は以下のとおり。 寺尾聰(男優) 一文字太郎孝虎 根津甚八(男優) 一文字次郎正虎 隆大介(男優) 一文字三郎直虎 Hidetora: Only the birds and the beasts live in solitude. 一人で生きるのは鳥か獣だ Kurogane: Fine words, but words don't win wars. Kyoami: Man is born crying. When he has cried enough, he dies. あと鳥と蛇の卵の話、狂気の世界で正気なのは? などなど。 トリビア Several hundred costumes were all created by hand, a process that took two years. The film used approximately 1400 extras (1400 suits of armor were fabricated, designed by Kurosawa) and 200 horses. A number of the horses had to be imported from the United States.

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