【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

ヘフレレ

フリーページ

コメント新着

 kaoritaly@ Re:糖質制限ダイエット、ブリア・サヴァラン凄い(12/12) でもお米って美味しいんだよねー(> &l…
 王道名なし@ Re[1]:ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(08/10) kaoritalyさんへ 巨大昆虫の謎、みたいな…
 kaoritaly@ Re:ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(08/10) マニアックなご指摘ですねー(笑) まぁ…
 王道名なし@ Re[1]:24 -TWENTY FOUR-1_02_03(05/22) kaoritalyさんへ マーベリック、映画館に…
 kaoritaly@ Re:24 -TWENTY FOUR-1_02_03(05/22) 昨年、日本で唐沢くん主演のドラマ半年分…
 王道名なし@ Re[1]:マトリックス レザレクションズ(12/21) kaoritalyさんへ 明けましておめでとうご…
 kaoritaly@ Re:マトリックス レザレクションズ(12/21) あら、手厳しい。 私は逆に、キャリーア…
 王道名なし@ Re[1]:DUNE デューン/砂の惑星(2021)(12/07) kaoritalyさんへ 原作が設定でイメージを…
2006年07月29日
XML
カテゴリ:読書

杉浦 日向子、PHP。

気楽、簡単に読めて江戸に関する知識が広がる。
やはり対談や講演・インタビュー本は入門書に向いている。
※あとは児童向け書物と、当該分野の第一人者の自伝。

「水と安全はタダ」とよく言われているが「江戸では買うのが普通」(12)
蕎麦、うなぎ、寿司、天麩羅が江戸の四天王(出来た順番)(20)
寿司が2貫一度に出されるようになったのは幕末に突然。
※元来は大きなモノを2つに切って出した(28)

圧倒的に女性が少ない社会。
夜這いあり、フリーセックスあり、経口避妊薬もあった。
「三くだり半」を叩きつけて出て行くのは夫。

古くて新しい、不自由で自由。
江戸は不思議。

トリビア本としても楽しい。
対談相手(というか「生徒」)の宮部みゆきや北方謙三は、やはり質問が具体的。
図書館の本だが、文庫本で買いなおしても良さそう。
単行本未収録の1本も掲載、とのこと(密林情報)。
 ↓
杉浦日向子の江戸塾

10 炊き上がったばかりの銀シャリだけがご飯。あとは「めし」。
  炊き込みご飯は炊き立てでも「めし」。
12 竈のある家は少ない。長屋で七輪を使いまわす
14 河岸の衆は昼食2時間、酒も付く
16 インスタント味噌汁

17 包丁やまな板はあまり普及してない
22 櫛を送るのはプロポーズ。離婚のときは妻がそれを投げ返す。
  夫はその櫛を質屋に入れて、宿代に
25 そば切りの量は茹で上がりで80グラムくらい。今の3分の1くらい。
27 寿司「巻き物」は最初に注文してもOKだった。つまみに酒を飲む

31 飲み屋、メニューなし。畳に銘々膳かお盆のまま。
  テーブル席なんて絶対無い→黒澤「用心棒」?
37 焼酎、ウオッカ(アラキ=アラック)があった。
  漁場の昆布整理(ロシア人には雑草)のお礼。

38 良い亭主の条件、飯炊きとマッサージ、育児がうまい。
43 ファッション享保年間(1716~36)くらいまでは上方のまね。
44 勝負色、女は赤、男は紫
52 着物は一生に3~4枚。レンタルブティックがあった。
  褌はステータスシンボル(高かった)。風呂で盗られる。
  行き倒れから最初に盗られるのも褌

56 吉原はパリコレ。
  花魁(1751~64)宝暦年間くらいまでが絶頂期。
  化政期(1804~30)は品川や深川が人気に。
  吉原は割引制度やクーポン券も
70 奥様方のカルチャーセンター。
  武家も商人も一緒に狂歌作り。

72 江戸の幕府の財政難は大奥が原因
  トイレは底なし。浚えば人骨必至?畳替えの日には男が「紛失」も
78 遊里への出入り、平然と日中も口にする。
83 看板を出せば「医者」完成。誰でもなれる。
86 コメ、初期の50年を除くと恒常的に余った。

94 3モテ。鳶の頭、力士、与力
98 遊女のピークは16歳。20歳を過ぎると中年増
107 江戸の男性、シャイな人が多い
109 食事と排泄は人に見せずこっそり

113 出会茶屋はラブホテル
116 夜這い。満月の日はOK。きた男の草履を外に下げると「満車」
118 上方、旦那衆が妾。江戸、奥さんが間男
123 家は「かかあ」につく

125 ちょんの間。線香1本分。若衆が折ったり、中空状の線香も
126 日本橋の大店。旦那は吉原、番頭は深川、手代は品川(安くてピチピチギャル)
128 手足が長いのは「かっぱらいの想」
132 粋の生き腐れ=どこか破滅的

142 稲荷信仰は農村部から。現世利益で都市部へ
148 竈払いはストリップ?
150 屋敷神の縁日は町人にも開放してただ飯。
   地域交流、火事の時にも手伝いが間取り把握

153 お寺、24時間オープン。よろず相談のコンビニ
155 江戸っ子の節分、「鬼は外」とは言わない。「厄は外」
157 ツアーコンダクターもいた。おいせ参り。
  風呂の水汲みとか申し出ると旅籠の料金が半額

162 「お前さんのところから富士山は見えるかい」←江戸の人は他の地方の人に会うと必ず聞く
164 60歳を過ぎると手形をとるのが簡単になる。80歳になるとお上からお小遣いが。
168 蚤や虱とも共生?

182 二丁天符の時計。昼系統と夜系統の2つの機構を1台に組み込んだ
193 江戸の長屋、初対面の人への3ルール
・出身や生国をきかない
・年齢を聞かない
・家族を聞かない

200 寛永通宝はヘラヘラで飛ばない。当たっても痛くない
202 岡本綺堂の本は時代考証の勉強になる
206 侍は左足がでかい。刀の大小が重いので。
212 十手、逃走する相手に投げつけるもの。

私が読んだのは図書館の単行本
 ↓
対談杉浦日向子の江戸塾

その後買いなおす。ブログは(文庫版・補足)←こちら。

目次

第1章 食&酒―銀しゃり食って、酒は甘口
・宮部みゆき、北方謙三
第2章 化粧&ファッション―渋めで勝負、赤で決める
・北方謙三
第3章 女たち―かかあは床の間に飾る「山の神」
・山崎洋子、田中優子
第4章 恋&愛―色事は、四十からがおもしろい
・北方謙三
第5章 旅&信仰―お祈り三昧の日常生活
・宮部みゆき
第6章 遊びごころ―金儲けは二の次、三の次
・石川英輔
第7章 暮らし―「半七」がたたずんだ町
・高橋義夫






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年07月31日 02時25分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

プロフィール

王道名なし

王道名なし


© Rakuten Group, Inc.