静穏孤録20240204
節分を超えて 春何処に来たかは知らねど自室の小窓を仰げばどんよりと 白寒い空だが生きるは歓喜と わが身に号令するほどにはバイタルは支え切ろうとはしてくれない生きているという素晴らしさこれは中途半端なものを受け入れない もったいなくて感覚器が 耳や 鼻やらが何かを知覚して伝えてくる体の奥深くに負った傷を癒すのには相当な時間がかかる薬物で強制的に下げている血圧は当然ながら 往くべき力をも制御するただしこれは私が生来 何十年も野放しだったあるどうしようもない傾向についてのアンチテーゼなのだから今抵抗する意味がない死という究極までいざなわれても自我を貫くのならそれは自殺なのだという 提示だったのだから