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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌
知人が2年前に癌で亡くなっていたのを、きょう知った。
48歳の死は早すぎる。 知人の名は西村英樹という。札幌の編集者・プランナー。20年ほど前のある時期、半年ほど毎日のように顔を合わせた。 離島の出身だが大学は東京。そんな経歴のせいか、純粋さと都会人の雰囲気を併せもった珍しいキャラクターの人だった。 知り合ったのは、公共施設から合成洗剤を追放する条例の制定を求める運動の中だった。 純粋な市民運動のようで、実は旧社会党系の労働団体がスポンサーという危うさのある運動。限定された期間の運動だからいいかと思って引き受けたのだが、運動が終わってからも彼はその火を絶やさないように少人数で運動を続けていた。 彼の誠実さに気がついたのはその時だった。 その気なら、社会党→民主党の線で、国会議員はムリでも市会議員くらいにはなれたと思う。 党派や信条に関わらず、目的が同じであれば排除せず行動すべきという彼のスタンスは、党派(セクト)の弊害を重視し「表向きは誰でも歓迎、しかし党派関係者とは距離を置き情報を流さないし付き合わない」流儀のぼくらのグループとはソリが合わず、結局、彼とも距離を置くことになった。 彼はなかなかハンサムで、とびきり美人の奥さんがいた。しかもすでに独立して事務所を構えていた。 彼が書く、流れのよすぎる文章には違和感があったが、そんな彼へのやっかみもあったと思う。 それでも、ちがう道をゆく同志、といった感情はずっと持っていた。 彼はヘビースモーカーで、酒もよく飲んだ。出前でとった昼食をよく一緒に食べたが、大の野菜嫌いで、トンカツのキャベツにはまったく箸をつけなかった。 反核やエコロジーを信条とし、しかも「農」についてもよく考えている人なのにと不思議に思ったのをおぼえている。 悪口ばかりになったが、これでも追悼文のつもりだ。 なぜか歳の近い人の生死は身にしみて切実に感じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 25, 2005 06:08:55 PM
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