投資の余白に。。。

コレクションのCDを処分することにして、ポツポツとオークションに出している。

なぜ処分しようと思ったかというと、このところ、あまり音楽を聴かなくなったことに気がついたから。

かなり減らしたとはいえ２０００枚はあるだろうか。

かつてはこの倍以上はあったのだからおそろしい。

音楽に対する好奇心が薄くなってきたのは、仕事上での必要がなくなったせいもあるが、あまりに多くて棚を眺めるだけでゲップが出てしまうからではないかと思ったのだ。

第一段階の目標は半減させること。その次にはさらに半減させたい。

オークションはおもしろい。へえこれが、と思うようなものが高値をつけたりする。

LPなど高嶺の花でめったに手が出なかった１０代のころ、あのころの音楽ファンがみなそうであったようにFMエアチェックに精を出した。

FM放送が世界で行われている音楽への「窓」だった、そんな時代は長かった。

今でもそういう部分は大きいのではないだろうか。ミュージックバードなどもできたが、マイナーなコンサートを放送するのはFMくらいではないだろうか。

予想通り、CDを処分し始めたら急に好奇心が戻ってきた。

FMをつけたら、この夏に聴いたネルロ・サンティ指揮PMFオーケストラをやっていた。

ちょうどいま、あの絢爛豪華なレスピーギ「ローマの祭」が終わったところだ。

好奇心がないと、こういう貴重な機会を逃がすことになる。