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テーマ:癌(3483)
カテゴリ:癌
母は一日だけ家に戻り、翌日には別の病院に移った。
いままでの病院ではもう見きれないということか、ベッドが満床なのを理由に別の病院を紹介された。 ターミナルケアでは日本でも草分けの病院。しかし、長期入院はできない。2週間に一度、3日間退院してくれと言われた。 厚生労働省の長期入院=社会的入院を根絶させる意志はかなり強固のようだ。 制度が大きく変わるときは、日本人の悪い面が強く出る。官僚制のいい面が悪く作用する。つまり、杓子定規な法律の適用が行われる。そして問題が起きてやっと少しずつ改善されるという道筋をたどる。 バブル崩壊後の間違った金融・財政政策で失われたおカネをあらためて思う。 ムダな公共事業につぎ込むくらいなら、病院に補助金をばらまき、最新鋭の設備を投入した、高級ホテルより立派な病院を作りまくるべきだった。 世界一高度な社会福祉国家を作り、そのせいで財政破たんするのなら、世界の尊敬を集めることもできたにちがいない。 ターミナルケアでは先駆者であるこの病院も、古くて狭い。6人部屋の天井の一部ははげ落ちているし、看護師の数も少ない。 こんな病院で死なせるわけにはいかない。これなら、築38年の我が家の方がましだ。
最終更新日
March 12, 2006 08:54:09 AM
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