【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

投資の余白に。。。

投資の余白に。。。

September 22, 2009
XML
カテゴリ:クラシック音楽
この9月は同じホールで日本のオーケストラを次々と聴くチャンスに恵まれた。日本フィル、札幌交響楽団、そしてこの東京都交響楽団。

都響を聴くのはかれこれ30年ぶり。岩城宏之がウィーン・フィル定期を指揮することになった直前の演奏会で、ストラヴィンスキーのバレエ音楽三部作を聴いて以来。

あのときは、迫力はあるが何と音の汚いオーケストラだろうと思った。演奏も雑で感心しなかったが、それは指揮者のせいかオーケストラのせいかわからなかった。

都響といえば若杉弘、ベルティーニ、インバルとのマーラー。フルネとのフランス音楽。特にインバルのような大指揮者との濃密な関係は「さすが東京のオーケストラ」と羨望を感じないでもなかった。

休日昼間の札幌公演は、当日でもC席に残席がある不人気ぶり。ただ、都響メンバーによる東京メトロポリタンブラスクインテットの影響か、吹奏楽をやっているとおぼしき若い人の目立つ客席だった。

前半はモーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲とブラームスのバイオリン協奏曲で独奏は竹澤恭子。

モーツァルトの序曲は指揮の小泉和裕の切れ味のよさが出た快演。一方、神尾真由子、ヴァデム・レーピン、と今年3回も聴く羽目になったブラームスは、オーケストラの痩せた響きが興醒め。ソロの奮闘ばかりが目立ち、奮闘しすぎでやや力みと堅さの感じられる演奏になったのが残念。

後半はフランスもの。ビゼーの「アルルの女」第二組曲とラベルの「ボレロ」。

このオーケストラにはオーボエやファゴットなどにスタープレーヤーが散見される。こうしたスタープレーヤーの名人芸を楽しむには絶好の選曲。ただ、こうしたスタープレーヤーとそうでもないプレーヤーとの差もまた歴然としてしまったのも事実。

30年前に比べて、音はきれいになったものの、迫力がなくなりこぢんまりとした演奏に聞こえたが、これは特に弦楽器に女性奏者が増えたせいかもしれない。

都響は「インバルのオーケストラ」というイメージが定着しつつある。ぜひ一度インバルの指揮した定期で大曲を聴いてみたいし、オーケストラは指揮者の楽器なのだから、それまでは短絡的な評価を避けることにしたい。
   





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  October 11, 2009 06:17:58 PM
コメント(0) | コメントを書く


PR

プロフィール

ペスカトーレ7

ペスカトーレ7

カテゴリ

バックナンバー

November , 2025
October , 2025
September , 2025

お気に入りブログ

不動産 夢の実現の… やっさんブログさん
nightfly alterd1953さん
減らないお財布を持… toms2121さん
www9945の公開プロフ… kitakujinさん
やまさんの投資日記b… やまさん12y3さん

© Rakuten Group, Inc.