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投資の余白に。。。

投資の余白に。。。

October 24, 2009
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カテゴリ:アジテーション
9月がマリア・カラスの月なら、10月はチェ・ゲバラの月だ。

アルゼンチン生まれの喘息持ちのペルー副王家の末裔は、医師、露天写真家、キューバ国立銀行総裁、工業相を経て1967年10月9日、ボリビアでアメリカ中央情報局のかいらいであるボリビア警察に虐殺された。

ボリビアではイエス・キリストと並ぶ聖人として崇められているというが、貧しい国ならどこででも、ありふれた日常の商品の中にゲバラの肖像を見ないことはない。

マリア・カラスが世界一の美女なら、チェ・ゲバラは世界一かっこいい男だ。

ハンサムなだけではない。炎のような輝く瞳を持つ精悍な顔立ちからは、捕虜を決して殺さなかった優しさと、数百人の反革命を即座に処刑した厳しさの両方が、何よりも理想主義の気高い精神の輝きが感じられる。

なぜゲバラが「かっこいい」のか。常に抑圧された側、貧しい側に立って行動したというのはある。しかし、際立っているのは、曲がりなりにも一国の大臣まで務めた人間が、その地位を捨て、一介のゲリラ兵士として生き、そして死んだことである。

理想に燃える20代というのは洋の東西を問わず多い。しかし、30代になるとたいていは堕落する。堕落という言い方が強すぎるなら、現状に安住するようになり、チャレンジを忘れる。過去の自分を繰り返し始めるのが30代であり、そうなるともう死人と同じだ。

マルクス・レーニン主義やトロツキズムの文脈(チェ・ゲバラをあえて分類するならばトロツキストであろう)でゲバラを語り、それらの正当化のためにゲバラの生涯を利用しようとする連中のたわごとに耳を貸してはならない。

ゲバラはかっこいい。それだけでじゅうぶんだ。それ以上に何が必要だというのか?

大事なのはゲバラよりも「かっこいい」男を目指すことであり、それ以外に男の人生の価値はない。

ちなみに、わたしがゲバラの次に「かっこいい」と思う男は、キューバ人ミュージシャン、コンパイ・セグンドである。

ゲバラは日本を訪れたことがある。ヒロシマやナガサキを訪れる一方、トヨタやソニーの工場を視察したらしいが、ハバナ入城の際に乗っていたジープがトヨタだったこと、解放区ではラジオ放送を担当していたことと何か関係があるのかもしれない。

チェ・ゲバラを讃えた歌は、数百曲あり、いまも増え続けているらしい。

最も有名なのはHASTA SIEMPRE。コルシカ出身のスペイン系フランス人の女優、ナタリー・キャルドーンの若い頃の歌唱がYOUTUBEにアップされている。

HASTA SIEMPRE COMANDANTE 

ゲバラは死の瞬間までかっこよかった。一発目、聖人ゲバラを撃つ恐怖のあまり急所を外した狙撃手に対して、「よく狙って撃て」と言った。

誰がゲバラを超えられるだろうか?





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最終更新日  October 26, 2009 10:49:03 AM
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