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カテゴリ:身辺雑記
昨年亡くなった叔母の遺産のうち、懸案だった不動産の処理が終わった。
7町歩(約20000坪)の土地は、よくわからないが叔母にとっての甥夫婦のような人たちに相続されることになった。相続人は、地元の、ユニークな経営で日本農業大賞を受賞した会社に土地の大部分を貸し、いずれ売却するつもりらしい。わたしが相続するかもしれなかった4000坪の耕作放棄地は、農地として再生することになる。 岩手県金ヶ崎町のあたりの水田は1町歩100~200万円、つまり坪300円から600円ほどらしい。相続放棄せず農業体験ができる温泉ペンションでもやったらと一瞬考えないでもなかったが、平均年齢29歳の農業会社の社員たちの方がよほど有効に利用してくれることだろう。 手続きの中で、4年前に亡くなった叔父のエピソードをきいた。何でも、日本が太平洋戦争に勝ったら、オーストラリアで大規模酪農をやるのが夢だったという。先の戦争ではニューギニアで従軍し、飢えとマラリアで復員したときは白髪だったらしいが、オーストラリアの手前まで行ったのに敗退したのはさぞ残念だっただろう。 何というか、昔の人はスケールがちがう。夢が大きい。国境を超えることにためらいがない。 復員後は20町歩の原野を手に入れて開墾し半分は水田、半分で酪農を営んでいたという。20町歩の土地が7町歩に減ったのは、大型農機の購入のためだったらしい。大規模営農の困難さが窺われる。 そういう経緯を知ると、叔母の遺産はありがたくて手がつけられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 5, 2010 03:08:24 PM
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