投資の余白に。。。

September 12, 2010
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カテゴリ:裏札幌案内
ゴルフや乗馬のために、わざわざ北海道に来る人がいる。それらの料金が安いので、旅費・滞在費をかけてもその方が割安なのだという。

イタリアンやフレンチも高級店なら東京の半額以下だ。2~3回通うと旅費の元がとれてしまう。

しかしこの店ほど「割安」な店は珍しいだろう。京料理をうたっているわけではないが、基本的には京料理を独自にアレンジしたものが多い。そして同じレベルの料理を京都で食べようと思ったら、少なくても5倍、場合によっては10倍ほどするにちがいない。値段を予想しながら料理を注文するテレビ番組があるが、もし一品ずつ客に値段をつけさせたら、最低でも実際の値段の倍にはなるだろうと思う。

この店にはメニューがない。お酒も瓶ビールと日本酒と焼酎が一種類ずつあるだけ。おまかせのコース4000円のみで、これは20年ほど前に初めて来たときと同じだ。

「楽味」という店名は作家の小檜山博の命名。この店はしばらく行方不明だった。名前を変えて移転、そして店主の病気で2年ほど休業していたという。元の名前で現在の場所にオープンして4年。ネット検索でやっと探し当てたが、そうでなければ見つけられなかった。

店は「あの店のこれが食べたい」という動機で決めることが多い。しかし、この店にはそうした「この一品」はない。何が出てくるかは行くまでわからないし、まったく知らない食材が使われていることも多い。常連客が山でとってきたキノコや山菜が並ぶこともあるし、珍しい食材を手に入れる独自のルートをもっているようだ。

だからこの店は「好き嫌いのある人」「食べたことのないものが苦手な人」には向かない。逆に、好き嫌いがなく珍しい食べ物に興味がある人なら破顔してしまうような料理が続く。

品数が多いだけでなく量自体かなり多め。女性ならもてあましてしまうかもしれない。また、以前と比べると料理の出てくるテンポが速くなったので、ゆっくり食べたい人はその旨言っておいた方がいいかもしれない。タバコを吸っている人を見かけたことはないが、灰皿があり禁煙ではないのでその点は注意が必要だ。

落ち着いた雰囲気の清潔な店内は、高級鮨店のような格式ばった雰囲気はなくくつろげる。女性同士ならともかく、男性同士で訪れるようなヤボは避けたい。また、こういう料理のすごさは自分で料理をしない人にはほんとうのところはわからないものなので、食べ歩くだけのグルメや知的好奇心のない人に教えてはならない。店主は料理については何でも詳しく教えてくれるので、その会話を楽しめないような人は客としては失格だ。

また店主は陶芸や陶芸家にも詳しく、繊細すぎず大仰すぎない器も楽しみのひとつ。

年に270日通った人がいるというほど、毎日ちがう料理が出てくる。いったい店主のアタマの中はどうなっているのかと思うほどで、歩く食材事典&レシピといったところだ。

珍しい材料の手のこんだ料理ばかりでなく、お刺身のようなものでさえ発見がある。最近訪れたときには、カツオの刺身が大きなぶつ切りで供されたが、生のカツオは薄く切るのではなくぶつ切りがおいしいのだという。なるほどその通りだった。

最近、食べログに二つめの紹介が投稿された。ラ・サンテという有名なフレンチの名店が円山にあるが、その店が目印になる。ラ・サンテから50メートルほど東にある建物の2階。営業は月~土の18時から。カウンターのみ8席なので予約は必須(当日可)。 






最終更新日  September 16, 2010 03:57:33 PM
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