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カテゴリ:映画
「北国の帝王」という映画を観て感心したことがある。あとがない男たちの必死の生きざまと野性的など根性を非情に描いていて胸のすく映画だった。サム・ペキンパーが作りそうな映画だと思ったがロバート・アルドリッチ監督の作品。そのアルドリッチ監督の作品(遺作)だというので観てきた。
ドサ回りする女子プロレスのタッグチームとマネージャーとのロードムービー。このマネージャー役がピーター・フォーク。後年の「刑事コロンボ」よりもずっと味のある幅の広い役者ぶりを披露していて見ものだった。また、お涙頂戴の話はまったくなく、ひたすらビッグになろうというどん底の人間の意地にフォーカスしている。この映画の特徴は、それが女性だということだ。どん底の人間の意地や信念、ファイトに男女の区別はない。そういうメッセージが感じられて爽快な映画だった。 途中からはだいたい展開が読めてしまう。勝ったり負けたりしつつ、最後は優勝するだろうという展開。その通りになるのだが、それでもラストは痛快でプロレスファンならずとも興奮させられてしまう。なるほどそう来るかと納得のラストは練達の技。 主人公の二人の女優はこの映画のために監督の厳命でプロレスラー養成学校に長期間通ったという。いまならスタントを使ってCGででっちあげるだろう。迫真の演技というかプロレスシーンの鮮やかさでこの映画を超えるものはもう作られないにちがいない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 14, 2013 06:16:59 PM
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