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カテゴリ:買い物
珈琲豆の自家焙煎を始めて1年が過ぎた。当初は月1キロくらいだった焙煎量が、いまは自家消費分だけで3キロ。手網焙煎では追いつかなくなってきたし、手首を痛めてからでは遅いので熱風式の焙煎機を買うことにした。韓国製。6万3千円。
この機種を選んだ理由は、一度に200グラム焙煎できる機械がほかになかったことに尽きる。200グラムというと数日で消費する量。週に2回くらい焙煎すればいいなら楽だし、チャフが飛び散らないのもいい。温度や焙煎時間が自在にコントロールできるのも決め手になった。 焙煎そのものは簡単だ。200度前後の熱を20分弱加える、というのが珈琲焙煎の基本。豆のスクリーンの大きさや水分量、仕上がりの状態をどうするかで多少変わってくるだけのことで、それは経験値があがれば何となくわかってくるものだ。 焙煎開始から10分ほどはほかのことをしていられる。10分をすぎ、17分くらいからは目を離せなくなる。少しでも油が浮いてきたらすぐクールダウンする。 冷風でさましてくれるのは楽だが、ゆっくりすぎるような気がするので、熱い豆をすぐザルにあけてさましたりしている。いまのところ一度も失敗はなく、手網焙煎に比べると均一で安定した焼き上がりになるので満足している。どちらがいいということではなく、どちらにもそれぞれのよさがある。 一度使ったら12時間以上は間隔をあけるようにとのことなので、最大でも月に6キロから12キロ以上は焙煎できない。家庭用としては十分だが、業務用には使えないし、贈答用にたくさん焙煎しようと思ってもできない。必要なときはコツコツと焙煎しておく必要がある。手網(ざる)焙煎なら、集中力さえ持続できれば1日に1キロ焙煎するこも可能だ。 こういうニッチな製品を、なぜか日本のメーカーは作っていない。いずれ、ほとんどの電化製品は韓国の会社のものになっていくにちがいない。回転数の少ないジューサーやふとん専用掃除機のようなものはすでにそうなっているが、ますますこの傾向は強まっていくことだろう。 大きくなりすぎたものはマンモスのように滅びるしかないのだ。バカが高い賃金を得ている日本型大企業などさっさと滅びることだ。そうすれば高機能家電をより安く買えるようになるだろう。 いろいろな国のいろいろな銘柄を焙煎して、理想的ともいえる豆を見つけた。エクアドルのグレートマウンテンという豆で、1キロたったの1000円強。欠陥豆も少なく、3~5%程度。ブルーマウンテンの4分の1程度の値段なのに、むしろブルマンよりおいしい。 運よく、コピルアックを手に入れた。東京のホテルだと一杯5000円、良心的な喫茶店でも1000円以上する稀少な豆である。5キロ6万円で手に入れることができた。 欠陥豆はゼロなので、およそ400杯分が6万円、一杯あたり150円ということだ。 普通の豆の10倍以上のコストではあるが、今後3ヶ月は毎日3~4杯のコピルアックを楽しむことにする。 自家焙煎をするのでなければ巡り会えない幸福の極北である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 30, 2013 11:12:46 PM
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