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カテゴリ:旅
9日は土曜日とあって駐車場は7時には満車。
7時40分に登り始め、9時10分に頂上着。かなりゆっくり歩いてこの時間だから、空身で急げば1時間程度だろう。登山口の標高は1250m、頂上が1700mなので標高差は450m。アップダウンはほとんどないので獲得標高差も同じくらい。好天にもかかわらずガスが出て眺望はいまひとつだったが、360度を見渡せ高度感がある。それほどの苦もなく登頂できるにもかかわらず眺望のいい、初心者に絶好の山。 新燃岳の噴火のため霧島山への縦走は禁止されているが、この縦走はかなりおもしろそうだ。 眺望はいいが、意外と遠望がきかない。とくに水平線の低い位置は空気が淀んでいる。 これと同じ景色、内陸部の低い場所ほど空気が黒く淀む風景は1980年代までの札幌でよく観察された。一言でいうとスモッグである。 たぶんこれは中国からのPM2.5に桜島や普賢岳の噴煙のそれ、大気汚染がミックスされたものだろう。札幌のかつての大気汚染はスパイクタイヤによる粉塵とクルマの排気ガスが主因だったが、スパイクは禁止され排気ガスは改善された。しかしこれらが原因だとすると九州の大気汚染の改善は難しい。 実際、夫婦で九州を一ヶ月以上旅している人と話したが、鹿児島では奥さんの喘息が悪化したとのことだった。 標高の高い硫黄山側登山口から登り、大浪池登山口に下山。大浪池側登山口から駐車場まで少し戻らなければならないが、この選択はプチ縦走気分が味わえて正解だった。 韓国からの登山グループと数組遭遇。AMラジオをつけると中国や台湾、南北朝鮮の放送がたくさん入り、距離の近さを感じる。 下山すると、クルマの多さに驚いた。まだ時間があるので霧島山にも登ろうと思ったが、行楽客のクルマが何キロも路上駐車していて諦めざるをえなかった。 この調子なら霧島温泉は混雑がひどいだろうと考え、反対側のえびの市側にある白鳥温泉上湯に。えびの市を見おろす見晴らしのよい露天風呂がある。入浴料は500円で宿の奥には通称地獄谷があり、湯けむりがあがっている。硫化水素臭がするので危険もあると考え入らなかったが、地熱を利用した蒸し風呂もあった。 日曜日は水俣病資料センターと水俣から南側の地区に行く予定なので、霧島から出水市経由で水俣に帰ることにした。 ロクに地図も見ずに出水方面への矢印にしたがって走行していると、とてつもなく細くて山深い峠道に迷い込んでしまった。途中に紫尾温泉があったから紫尾峠だろう。あとで地図で確認したら、たしかに近道だが、まるで「もののけ姫」に出てきそうな場所。実際、ニホンカモシカを数十頭は見たし、一頭はあやうくひくところだった。 これは地図では立派な道のように表示されているが、断崖絶壁の淵を通る箇所もある非常に危険な道。一時は遭難を覚悟したほどだが、この道を走ったことで3ケタ県道にはトラウマができた。トラウマと共に九州ではなるべく国道を選んで走行すべきという教訓を得た。 九州は道が狭いせいか軽自動車が多い。夕暮れ時、軽自動車でさえ脱輪しそうな街灯のない狭い峠道を1時間近く走るのは、登山よりよほど疲れる難行だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 31, 2013 08:44:37 PM
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