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カテゴリ:映画
女装趣味の国語教師ロランスと恋人(女性)の、10年にわたる別れと再会の繰り返しを描いたラブストーリー。原題は「ロランス エニウェイズ」。モントリオールを舞台にした2012年のカナダ・フランス映画。
168分の大作。劇的な展開があるわけではないのにそれほど退屈しないのは、ケン・ラッセルを思わせる幻想的でゴージャスなシーンが随所にあるから。空から大量の衣類が降ってきたり、非現実的なシーンの美しさを味わっているうちにストーリーの中に誘い込まれていくという感じ。 監督は23歳のカナダ人青年だという。才能のほとばしりとはこういうものをいうのだろう。ただし、もちろん完成度はいまひとつで、荒削りに感じられる部分も少なくない。セリフのほとんどはフランス語で、舞台はモントリオール。ヨーロッパなのかアメリカなのかわからないような世界を興味深く見たが、多くの人にすすめられる映画かというとそうではない。監督自身が才能をもてあまし浪費しているような部分があるからだ。映画的時間それ自体を楽しむという映画の楽しみ方に不慣れなせいもある。 トリアー監督の例もある。こういう型破りな個性は大成することが多い。グザヴィエ・ドランという名前は記憶に値する。 恋人役の女性の演技は迫真。演技とは思えないほどでときどきほんとうに腹がたったりする(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 30, 2014 02:46:02 PM
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