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投資の余白に。。。

投資の余白に。。。

December 1, 2014
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カテゴリ:映画
韓国映画には、サスペンスものに秀作が多いように思う。この「ブラインド」もまぎれもない秀作。2011年の作だが、日本ではまともに劇場公開されなかったという。

韓国のサスペンス&スリラーの常として、グロいシーンはある。それで避ける人は多いようだが、欧米のそれらとはちがい、表面的な恐怖よりも心理的なものに主眼がおかれている。

思いがけない人が実は犯人だった、という映画ではない。観客にはすべて手の内というか犯人も明らかにされている、王道をいく作品。犯人を追う、あるいは犯人に追われる人たちの判断や行動にドキドキ・ハラハラさせられる。ただしこの映画が秀作なのは、孤児院で育った姉と弟の愛情がベースにあって感動的でもあるからだ。

弟に対する愛情のために交通事故に遭い、弟は死に、自分は視力を失ってしまった元女性警察官が主人公。雨の日に乗ったタクシー運転手の異常な言動を通報したことから、サイコパスの犯人に命を狙われるようになっていく。

熱心だがツメが甘く無警戒。警察は基本的にどんくさい存在として描かれている。サイコパスは警察を先回りし、彼女と目撃者であるもうひとりの若者(この若者が死んだ弟と同じ年齢、ということで印象がだぶるようになっている。二人は疑似姉弟のような関係になっていく)を追いつめていく。

最大の見せ場は後半30分。地下鉄駅でサイコパスと遭遇した盲目の彼女を携帯のテレビ電話機能を使って逃走させたり、停電した建物の中でのサイコパスとの対決は、盲人でも智恵と判断力でここまで闘えるという感銘に痺れること請け合いだ。多くの人はヘプバーンの「暗くなるまで待って」を思い出すかもしれない。

どこか日本のタレントに似た俳優が散見される脇役たちのレベルも高い。盲導犬「スルギ」もいい味を出している。スルギが殺されたシーンではすすり泣きさえ聞かれたほどだ。

「新しい世界」もそうだったが、こういう優れたサスペンス&スリラーを見ると、日本人に比べて韓国人はなんて優れているのかという「民族的偏見」すら抱いてしまう。





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最終更新日  December 2, 2014 02:18:30 PM
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