カテゴリ:読書
昔読んだ時の感想は「ツマラナイ」だった。
しかも確か途中で読むのを止めた。 火の鳥の望郷編を読んでて読みたくなったから 文庫で買い直した。 訳が下手なのか元がそういう文章なのか 回りくどくてモッタリとした日本語廻しに 少し眼球がグラっともしたが、 以前とは違いサクサク読めた。 しかし、こういう書き方の本、 実はやはりあまり好きではない。 以前読んだときもなんとなくそうだったんだろう。 色々なジャンルの本を読んだ後の今でも 感覚的なところではちょっと辟易させられる。 作者が読み手に挑戦してきているような、 「 お前に理解できるのか 」と、試されているような、 読んでて素直な心で読めない。 途中の星に王子様が寄り道部分やら、花との会話やら あ~あ~あ~やたら教訓くさくていけません。 押し付けがましい。 そんなの最近の宮崎監督みたいよ。 本書、最後の方は、 手塚先生火の鳥効果あってか、すこしホロリ。 作者の親友、レオン・フェルト ヒモジイ思いや寒い思いしてる時に、 「汚れてしまった君よ、心を開き、周りの森羅万象や愛を見るんだ~」 なんて言われても困るよな。私なら困る通り越して怒っちゃうよ。 人はパンのみにあらず。 しかし人は霞食って生きてはいけません。 読み終わって空を見たら、 今日は曇りだから星2つしか出てなかった。 そんなもんだ。 でもホロホロ揺れてる様にみえた・・・ような気がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 30, 2005 12:58:10 AM
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